こんばんは、東京の明るい夜空にライトアップされた桜が、ため息が出るほどきれいでした。あと数日で全部散ってしまうのかと思うと、このまま季節が止まってほしいと思うほどです。

 

 

 

一昨年の秋から「思考は現実化するのか?」という検証に取り組み始め、1年半が経過しても何の変化も起こらず、今も試行錯誤を続けています。

 

「 もう何をやっても自分には無理なんじゃないか」と、心が押しつぶされそうになることもありますが、優しく自分で自分を励ましながら、挫けずに頑張っています

 

1年半以上もの間、「期待と失望」を繰り返してきたからでしょうか、ここのところ小説を読んでも映画を観ても心に響くものが大きくて、すぐに涙が溢れてしまいます。

 

でも、こんなふうに心が敏感になって、さまざまなものを察知して吸収しようとしている今だからこそ、いい小説やいい映画にたくさん触れたいという気持ちも強まっています。

 

今日はそんな中で出会った、1冊の本と1本の映画について書こうと思います。

 

 

とうとう読みました『夜と霧』

 

先日私は、アカデミー賞5部門での受賞で話題になった映画『関心領域』について、町山智浩さんの映画評をPodcastで聴きました。

 

⚫︎2024年3月5日公開

紹介する作品は... 『関心領域』

https://youtu.be/YY3ZgZasiyE?si=uWUq7_OvXhOLCjlZ

 

⚫︎2024年5月24日全国ロードショー

関心領域

https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/

 

日本では来月公開予定です。精神的にショックが大きそうなテーマなので、観るのが少し怖いという気持ちもあるのですが、勇気を出して観に行ってみようかと思っています。ただ、映画評の中で町山さんは、「収容所側の様子が一切映らないので、ナチスがやったことに関する前提となる知識がないと、何が起こっているかまったくわからない映画」と言っていました。

 

私は読書も映画鑑賞も大好きなのですが、戦争がテーマの作品は避けているところがあり、名作と呼ばれているものにも、読んでいないもの、観ていないものが、実はたくさんあります。

 

今回の町山さんの映画評を聴いたことをきっかけに、私はまず、今まで一度も読んだことがなかった『夜と霧』を読んでみることにしました。

 

⚫︎2002年11月5日発売

『夜と霧 新版』

https://www.amazon.co.jp/dp/B00P7C2D2O

 

強制収容所に関する書籍がたくさんある中でこの本を選んだのは、YouTubeでも人気の弁護士岡野タケシさんが、トーハンの運営する「出版区」というYouTubeチャンネルで、以前この本を紹介していたことを思い出したからでした。

 

⚫︎2023年10月6日公開

#28「岡野タケシ弁護士」を丸裸に!本屋で買い物したらまさかの読書遍歴が明らかになった...!【本ツイ!】

https://youtu.be/5VbDIP249-Q?si=WXXxyRGlrdarus23

 

岡野さんは「本の存在は高校生の頃から知ってたけどなかなか手が伸びなかった」「手が伸びるべきときに伸びる本」と紹介しています。そして、「難解そうな感じがするけど結構読みやすい」とも言っていたので、私も読んでみようと思いました。

 

実際にとても読みやすく、本に吸い込まれるように一気に読んでしまいました。手帳には、びっしりメモを取りました。

 

書かれている内容については、知ることができて本当によかったと思っています。

 

この本の中には、私がこれまで1年半、思考や潜在意識の勉強を続けてくる中で味わった「期待と失望の繰り返し」で心が疲弊してしまったことに関して、それを癒すヒントになるような重要な事柄も書かれていました。それについては次の機会にでも書ければと思いますが、とにかく、この本を読んで本当によかったと思いました。

 

 

とうとう観ました『シンドラーのリスト』

 

私は『夜と霧』を読み終えた翌日、映画『シンドラーのリスト』を観ることにしました。

 

⚫︎1994年公開

『シンドラーのリスト』

https://www.amazon.co.jp/dp/B00GQVTWEC

 

もうずいぶん前のことですが、この作品には一度チャレンジしたことがあり、そのときは1時間にも満たないところで観るのをやめてしまいました。

 

3時間を超える大作への2回目のチャレンジでしたが、今回は引き込まれるように観入ってしまい、あっという間の3時間でした。翌日も「もう1回観ようかな」と思った程です。

 

本当にすばらしい映画でした。

 

オスカーシンドラーのように「自分にできること」「自分がやるべきこと」を深く考えて行動を起こせるような人になれたらと、観終わった後に自分自身の仕事や生き方について考える時間をもつことができるような、そんな映画でした。幸せに人生を送るためのたくさんのヒントももらうことができました。

 

 

心が傷ついているときに働く「必死に知識を吸収しよう」という気持ち

 

心が傷ついているとき、どうしていいかわからないとき、人には「少しでも知識を得たい」という気持ちが働いて一気に吸収率が上がるのかもしれません。

 

知識や教養を身につけることは「未来を生きるヒントを得ること」なのだと改めて痛感しました。『夜と霧』にも『シンドラーのリスト』にも、今を生きる私に欠けていることや必要なことがたくさん詰まっていました。

 

ちなみに、第一次世界大戦と第二次世界大戦に関する知識が自分の中で曖昧だと感じたので、この2作品に触れた後で、学び直しもしました。私がネットで調べた中で一番わかりやすいと思ったのは、ジオヒストリーの動画です。

 

⚫︎2021年11月26日公開

第一次世界大戦

https://youtu.be/XxvIDIpbHRo?si=VxIgeVryM0Hnvuwq

 

⚫︎2021年12月9日公開

第二次世界大戦

https://youtu.be/JnXXYD8lXqY?si=OTINL6vdXMoBBhPj

 

本を読んだり映画を観たり、歴史を勉強し直したり、そんなことが「今の自分の、何の助けになるのか?」と思わないではありません。でも、無駄に時間を過ごしているとはまったく感じません

 

「毎日少しずつ成長し、毎日少しずつ前進している」と感じています。

 

今はまだ私の現実は何1つ変わりませんが、コツコツ積み上げたことが「ある日気づいたら大きな変化になっていた」となればいいと、心から願っています。

 

 

次の投稿を楽しみにお待ちいただければと。