こんばんは、一昨日の東京は月光がとても明るくて、帰りが遅くなってこのブログを更新できなかったのですが、写真は撮ったので今日載せることにしました。週3回更新できるように、これからも頑張ります。

 

 

 

潜在意識を書き換えるためにオーディブルで繰り返し書籍を聴く

 

一昨年の秋、私は思考や潜在意識に興味を持ち始め、本格的に勉強して「思考の現実化」に取り組むようになりました。

 

もともと本は好きなほうでしたが、思考や潜在意識の勉強を始めてから、より一層本を読むようになり、Amazonの「オーディブル」という本の朗読サービスにも登録しました。

 

⚫︎Audible

https://www.audible.co.jp

 

オーディブルを利用する、私にとってのメリットは、

 

・隙間時間を読書にあてられる

・難しい内容の本も途中で挫折しづらい

・繰り返し聴いて内容を頭に刷り込める

 

といったところだろうと思います。

 

中でも3番目については、心の中に記憶として大量に溜まっている「潜在意識」を新しい考え方や価値観に書き換えるために、非常に有効な方法だと感じています。

 

ベストセラーとなった書籍『ブレインプログラミング』で紹介されたことで私も知ったのですが、人間の脳はそれまでとは違う考え方をなかなか受け入れないものの、同じ考え方に6回以上接すると、その新しい考え方を受け入れるようになるのだそうです。

 

⚫︎2017年8月9日発売

『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』

https://www.amazon.co.jp/dp/476313552X

 

私は、「何度も刷り込むことで潜在意識を書き換えられるのではないか?」と感じた本については、オーディブルで繰り返し聴くようにしています。

 

これまで繰り返し聴いた本のうちの1冊が、書籍『神さまとのおしゃべり』で、この本を繰り返し聴く中で出会ったのが、この本の続編『悪魔とのおしゃべり』でした。こちらもオーディブル版が出ています。

 

⚫︎2018年8月27日配信

『神さまとのおしゃべり』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07GB17DJ4

 

⚫︎2019年5月31日配信

『悪魔とのおしゃべり』

https://www.amazon.co.jp/dp/B07SFT5MQ5

 

私の正直な感想を書くと、『神さまとのおしゃべり』よりも『悪魔とのおしゃべり』の内容はとても濃密で、量子力学や歴史の話、レゲエのラスタ思想の話なども出てきて、オーディブルでなければ私は途中で挫折して完読できなかったかもしれないと思いました。

 

ちなみに、オーディブルで視聴した後に気づいたのですが、YouTubeの書籍紹介チャンネルとして人気の「本要約チャンネル」では、『神さまとのおしゃべり』は取り上げられていませんが、『悪魔とのおしゃべり』は2年ほど前に紹介されていました。

 

⚫︎2021年5月25日公開

【衝撃作】「悪魔とのおしゃべり」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】

https://youtu.be/6iCbqQaiEhE?si=6ro96uiGRYPfF7Dp

 

そして、洗脳系YouTuberとして人気のDr.ヒロさんは『神さまとのおしゃべり』も『悪魔とのおしゃべり』も動画で紹介しているのですが、再生回数は『悪魔とのおしゃべり』のほうが2倍以上もある12万回でした。

 

⚫︎2020年12月15日公開

あなたが従うべき悪魔の囁き5選

https://youtu.be/gj2tke1F0Ck?si=HXMZf-h6mysVknTd

 

⚫︎2021年4月20日公開

あなたが受け入れるべき神のお告げ3選【神様とのおしゃべり】

 

『悪魔とのおしゃべり』のほうを高く評価している人も多いのだなと思いました。

 

 

最も印象に残った「赤ずきんちゃんを不幸にするには?」という話

 

『悪魔とのおしゃべり』については、まだオーディブル版を1回聴いただけなのですが、本の中で特に1ヶ所、非常に印象に残ったエピソードがあります。それは、第5章の「脅し始めた、お守り」の中で紹介されている、「赤ずきんちゃんを不幸にするにはどうすればいいか?」という話です。

 

主人公のみつろうは、落としたお守りを探している娘が「お守りを落としたらバチが当たる」と言うのを聞いて、「それは大嘘だ」と言います。そして、

 

「森で幸せに暮らしている女の子を不幸にするにはどうすればいいか?」

 

という話をするのです。その方法は、その女の子に赤い頭巾をあげて、次の日にはりんごを入れるカゴもあげて、その後、魔女に変装して「その赤ずきんとカゴをなくすとお前は呪われるだろう」と言いに行けばいい、というものです。

 

女の子は、ただ森で幸せに暮らしていただけなのに、赤ずきんとカゴを手に入れる前は赤ずきんもカゴもなくても幸せだったのに、今や赤ずきんとカゴを失ったら不幸になると思い込んでいます。

 

仕事がなくなったら、家がなくなったら、友達がいなくなったら……常に、何かを失ったら不幸になってしまうと多くの人が怯えていますが、すべての手に入れたものは、手に入れる前はなかったものです。

 

「何かをなくしたら不幸になる」というのは思い込みで、「得たものを失っても、不幸にはならない」と、この本は言っています。

 

 

「もともと何もなかったんだから」と手放せる清々しさを大切にする

 

私はこのエピソードを聴いたとき、エイベックス会長の松浦勝人さんの言葉を思い出しました。

 

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小室哲哉さんとタッグを組んで快進撃を続けていたエイベックスは、90年代後半、上場を控えていたタイミングで小室さんと決別します。当時、売上げの7割近くが小室プロデュースの案件だったというエイベックスに対し、小室さん側はかなり一方的で強気な要求を出していたそうです。

 

小室さん側が「絶対に断れないだろう」と踏んでいた中、松浦さんはそのすべてにNoを出します。

 

「もともと何もなかったんだから、ゼロからやり直そう」

 

と、松浦さんは仲間に話したそうです。結局、「globe」を残して、他すべての小室哲哉プロデュースのアーティストがエイベックスを離れることになりました。

 

松浦さんはもともと、貸しレコード店でのアルバイトから現在につながるキャリアをスタートさせています。好きだったダンスミュージックのマイナーなレコードを買い集めて並べることで、地域で一番の売上の店にまで押し上げたのです。EXILEのリーダーHIROさんも、高校時代にこの店に通う常連だったことが、よく知られています。

 

その店での実績を買われて会社の共同経営の話を持ちかけられた松浦さんは、町田のマンションの小さな一室から、数名の社員と共に輸入盤レコード卸の会社をスタートさせます。

 

そもそも、松浦さんの小さな会社が小室さんと組むことができたのも、夢中になって仕事に没頭する松浦さんたちのものすごい働きぶりを見た小室さんが「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思ったからなのだそうです。

 

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「もともと何もなかったんだから」という松浦さんの言葉には、そんな時代にまた戻る覚悟が自分にはあるという清々しさやワクワク感があると、私は感じました。少なくとも、今もっている仕事やお金や地位や人間関係のすべてを失ったらどうしようという恐れは、まったく感じない言葉です。

 

もし失敗しても、今もっている何かを失っても、「もともと何もなかったんだから」と思ってまたやり直せばいいだけ。そう思う気持ちを私も大切にしたいと思います。

 

 

次の投稿を楽しみにお待ちいただければと。