こんばんは、清々しい青空の下、久しぶりに原宿駅前の神宮橋のところを通りかかりました。たくさんの人が行き交っていて、師走らしい雰囲気が漂っていました。
「思考は本当に現実化するのか?」という検証に取り組み始めて、今日で432日目になりました。まだ、誰かに話したら驚いてもらえるような現実化は、1つも起こっていないと思います。
でも私自身は、少しずつ何かが変わり始めているという強い予感がしていて、毎日「安心感」に包まれて生活することができています。
プロフィール欄に、これまで取り組んできたことを時系列で記録しています。
「つい、嘘をついてしまう自分」ときちんと向き合いたいと思った
「思考の現実化」に取り組み始めて半年が過ぎようとしていた頃、真剣に取り組んでいるのになかなか願いが現実化しないのは、もっともっと心の奥の「自分でも見たくない自分」に向き合う必要があるからなのだと、私は考えていました。
そして思い浮かんだのが「つい、嘘をついてしまう自分」のことでした。
私はよく「つまらない嘘」をついてしまいます。これは昔からの癖で、なかなか直りません。
知らないのに知っているふりをしたり、知っているのに知らないふりをしたり。持っているのに持っていないとか、持っていないのに持っているとか、好きなものを貶したり、嫌いなものを過剰に褒めたり、つい、そんなことをしてしまうのです。
私は、本当は、もっと「自分にも他人にも正直に生きたい」のです。
私は今年のゴールデンウィーク5月3、4、5日の3日間、毎日朝からビジネス街にあるスタバに出かけて「つい、嘘をついてしまう自分」と徹底的に向き合うことにしました。ゴールデンウィーク中のビジネス街は人気もなく、スタバもお客さんがほとんどいなかったので、集中して取り組むことができました。
人はどうして「つい、嘘をついてしまう」のかを調べてみた
人が嘘をつくようになる過程には、4段階があるそうなのです。
第一段階:親に対して嘘をつくようになる
第二段階:家族以外の人に対して嘘をつくようになる
第三段階:ついた嘘のために嘘をつくようになる
第四段階:嘘をついたことの罪悪感で苦しくなる
そして、人が嘘をついてしまう主な原因は下記のようなもの。
・良く思われたい、認めてほしい
・怒られたくない、嫌われたくない
・関心をもってほしい
「嘘」とは、まだ嘘が良いことなのか悪いことなのかも判断できない子供の頃に、「嘘をつかなければ生きていけない」と強く思い込んでしまったが故の「生存戦略」なのだそうです。
キングコングの西野亮廣さんは、6年前に出版した『革命のファンファーレ』という本の中で、「嘘は感情でつくのではない、我々は環境によって嘘をつかされる」ということを書いています。
⚫︎2017年10月4日発売
『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』
この本では、スポンサー収益で生計を立てているタレントさんはテレビの中で嘘をつかざるを得なくなる、という話が紹介されています。「嘘」には「環境」が大きく影響しているということです。
不倫問題で大きな非難を浴びたベッキーさんや広末涼子さん、金銭トラブルでテレビの世界から遠ざかった宮迫博之さんやロンドンブーツの田村亮さんは、週刊誌の突撃に対して「咄嗟についてしまった最初の嘘」がバッシングの引き金になっていたように思います。でも、きっといろんな人の顔やいろんな仕事のことが頭に浮かんだだろうし、背負っているものの大きさや注目度を思って咄嗟に嘘をついてしまったのだろうし、その気持ちが理解できない人というのは、実は少ないのではないかと私は感じます。
私は、まず、「嘘をついた自分を責めない」「自分は悪い人間だから嘘をついてしまうのだという考え方をやめる」ところから始めようと思いました。
自分以外にも「嘘に苦しんでいる人」がたくさんいることがわかった
ネットで嘘について調べている中で、私は、嘘に苦しんでいる人が自分以外にもたくさんいるということを知りました。
お笑いコンビEXITの兼近大樹さんは、ABEMA Primeのテーマ「虚言癖」の回に出演した際、昔は虚言癖がひどくて、でも「生育歴分析」のようなことに取り組んだことをきっかけに変われたと話していました。人からどう見られるかではなく、自分を好きでいられるように生きようという方向に考えを変えることができたことで、嘘をつかなくなったのだそうです。
⚫︎2023年5月19日公開
【ウソつき】必要な嘘ってある?なぜ息を吐くように?虚言癖を克服した兼近大樹が明かす生育歴分析|アベプラ
YouTubeで人気の大愚和尚の「一問一答」にも、13歳の中学生から「嘘をついてしまうことで苦しんでいる、嘘をつかないようになりたい」という相談が寄せられていました。
⚫︎2020年4月17日公開
私は嘘をついてしまう癖があります。
大愚和尚は、小さな嘘によってその場をやり過ごすことができたという経験が次の嘘を招いてしまうものですが、「嘘をつくことは全然自分を守らない」とアドバイスしています。そして、自分を大切に思ってくれる人ほど本当は嘘を敏感に見抜いているものだし、もし嘘をついてしまったら「嘘をついていました」と正直に告白するといいと勧めています。「正直さこそが自分を守ってくれる」のだと。
そして、お笑い芸人の武井壮さんのライブ配信にも、「嘘をついてしまう」ことに関する悩みが数回にわたって寄せられていました。
武井さんは、下記の配信での相談には、「嘘をつくと人生はより難しくなると思う」と言って、正直になる必要なんてないから、自分を良く見せようとする嘘ではなく、逆に自分を下げる嘘をつけばいいとアドバイスしていて、
⚫︎2021年5月24日公開
深夜にちょこっとお話しましょう
(1:26:05)
https://www.youtube.com/live/AUd1bk82lgc?si=mPUJv0jEabs3lvuR
下記の配信での相談には、不安になったり怖くなったりしても「嘘だけはつかない」と決めておいて、その上で、適当に誤魔化そうとせず「何も言わない」もしくは「本当のことをほんの少しだけ話す」ようにすればいいのではないかとアドバイスしていました。
⚫︎2021年11月5日公開
百獣の王国へ行こう!ライブ!
(41:41)
https://www.youtube.com/live/V1oO2cZP9Zg?si=MqMARqEfEIT_5U4g
「他人の顔色をうかがう」のをやめて自分にも他人にも「正直に生きる」
私は3日間、自分がこれまでに「いつ・誰に・どんな嘘をついてきたか?」を徹底的に考えて、それが今後の自分には必要ない理由も、自分が納得できるまで考え尽くしました。私はずっと、他人の顔色ばかりうかがって生きてきたのだと気づきました。そんなことはもうやめようと思いました。
自分の心の一番弱い部分にメスを入れるようでとてもつらかったですが、最終的には心の中が「安心感」でいっぱいになるのがわかりました。
以降私は、少しずつ「他人の顔色をうかがわない練習」「自分の本心を言う練習」「言いたくないことは言いたくないと言う練習」「嘘は自分を守ってくれないと考える練習」をしてきました。武井さんや大愚和尚が言っていたアドバイスを参考にしました。
そして、これまでついてしまった嘘については、もしチャンスがあったら「ごめんなさい、あのときつい、嘘ついちゃったんだ」と勇気を出して正直に言おうと決めました。実際にそのようなチャンスはまだありませんが、そう心に覚悟を決めただけでも清々しい気分になれて、自分の中で罪悪感が安心感に変わったのがわかりました。
とても不思議なのですが、自分の嘘に向き合ったゴールデンウィークから今日までの約半年間、実は「つい、嘘をついてしまいそうになるシチュエーション」が私の周りからすっかり消えてしまったような気がするのです。「嘘をついてやり過ごそう」と思うようなことが、まったく起こらなくなりました。
これは、「自分にも他人にも嘘をつきたくない」「正直に生きたい」という私の思考が、「嘘をつく必要がない環境」を現実化したようにも思えるのです。どうなんでしょうか? そうなんでしょうか?
次の投稿を楽しみにお待ちいただければと。