フィレンツェ賞展2021ダイジェスト | 柳田 金乃助 絵画活動情報

柳田 金乃助 絵画活動情報

絵画活動について色々と御紹介致します。
取材旅、制作姿勢、過去の作品等々、
不定期で更新予定。

また自身の出展する展覧会情報も随時掲載致しますので
ご興味の湧いた方は是非是非覗いてくださいませ!

どうぞ宜しくお願い致します。




【第23回雪梁舎フィレンツェ賞展2021】

先月10月30日(土)、
東京巡回展の会場である東京都美術館にて
無事に全会期日程を終えました。


今回も会期中にお会いした沢山の方々から
ためになる色んな意見を頂戴しましたので、
私自身も今後に向けて良い進化をしていけそうです。

又、他の作家の作品と同じ空間に並べる事で、
描いている時には全く気付かなかった様々な事が見えてくるのも大変勉強になりました。


そんな新しい想い出として刻まれた
フィレンツェ賞展を
ダイジェストで振り返ってみたいと思います。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



【第23回雪梁舎
フィレンツェ賞展2021】


【新潟本展】
2021年8月7日(土)~9月26日(日)
■雪梁舎美術館

初日の8月7日(土)は 
最高気温39度という大変な酷暑の中、
有観客で授賞式も行われました。


新潟県新潟市西区に所在する
純和風造りの雪梁舎美術館。




写真を写して貰った筈でしたが
後で確認したら何故か動画に、、、。

しかし
僅(わず)かですが動きがあるのも
臨場感があって良いですね(笑)



授賞式の直後の写真。
県外から駆け付けてくれたお客様に
写して頂きました。感謝!!




雪梁舎美術館の展示風景。
純和風美術館ならではの広い畳の部屋が
独特の空気感を作り出しています。

日本画ならともかく
屏風や掛け軸が似合いそうな展示室に
大きな油絵が鎮座する美術館は
そうそうないのでは!?






【東京巡回展】
2021年10月24日(日)~30日(土)
■東京都美術館ギャラリーC

新潟本展時の酷暑とはうって変わって
秋の涼しい陽気が心地良かった上野公園。

会期中に雨の日がゼロという
お天気にも恵まれた展覧会となりました。


東京都美術館ギャラリーCからの眺め


雪梁舎美術館と東京都美術館はご覧の通り 展示スペースの造りが全く違うので、
飾られた絵もその会場ごとに
だいぶ違って見える様な気がしますね。


ギャラリーCの正面入口右手側が
メイン会場

今回のグランプリ
【フィレンツェ大賞】作品から順番に
お客様を迎えます。


【フィレンツェ大賞】
■只野彩佳  [ melt ]


【フィレンツェ美術アカデミア賞】
■中村文俊  [ と或る道端の世間 ]


【ファウンダー捧賢一賞】
■吉田卓哉  [ 山海曼荼羅図 ]


【優秀賞】
■房 鑑成  [ 本とたばこ ]


【優秀賞】
■柳田 金乃助  [ 不抜 ]


今回私の作品名に使用した
[ 不抜(ふばつ) ]という言葉には、
「揺るぎない、確固たる意思」という意味があります。


入賞作品展示スペースの先は
やや広くなっており
佳作(賞候補)に選出された8作品が脇を固めます。


続いてギャラリーC正面入口より左手側は
第二会場となり
残り全ての入選作品が並びます。







【展示作品,全38作品】

◇上位入賞者5名◇
◇佳作(賞候補)8名◇
◇入選25名◇



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


フィレンツェ賞展の会期中
東京都美術館では
【ゴッホ展】が大盛況で、
そこからギャラリーCに流れてくるお客様が多数おられました。

長い間
コロナ禍で沈静化していた絵画業界も、
久しぶりに活気に溢れ
私としても非常に嬉しかったです。

しかしお客様が増えるということは
それだけ沢山の批評も耳に入ってくるので、
改めて多くの課題に気付かされた
展覧会となりました。


今回、
雪梁舎美術館と東京都美術館の
両会場で得たモノをよく吟味して
次なる新作へ練り込んでいきたいと思います。



【不抜(ふばつ)】
・S100号(162.0㎝×162.0㎝)
・油彩,キャンバス
・制作年,2021年

【第23回雪梁舎フィレンツェ賞展2021】
[ 優秀賞 ]

雪梁舎美術館[ 2021年8/7~9/26 ]
東京都美術館[ 2021年10/24~30]


金乃助