ロスト・トレインへの誘(いざな)い | 柳田 金乃助 絵画活動情報

柳田 金乃助 絵画活動情報

絵画活動について色々と御紹介致します。
取材旅、制作姿勢、過去の作品等々、
不定期で更新予定。

また自身の出展する展覧会情報も随時掲載致しますので
ご興味の湧いた方は是非是非覗いてくださいませ!

どうぞ宜しくお願い致します。



【ロスト・トレイン】著,中村弦(新潮社) 


廃線跡、廃駅舎、廃トンネル、
鉄道軌道、、、等々


私のブログを平生(へいぜい)から楽しんでくれている常連様は勿論のこと、
興味を持って何度か覗いてくれた方ならば、
上記のワードには
きっと何らかの反応を示す筈!(笑)


そんな冒険好きな皆様へ
ちょっとオススメしたい小説が一冊ございます。


それが、
中村弦さん書き下ろしによる

【ロスト・トレイン】


ひょっとしたら
既にご存知の方もいらっしゃるのではないでょうか?

初版は2009年なので
もう12年前の本になりますが、
私は先月初めてこの話を読んで
すっかりロスト・トレインのファンになってしまいました。
 

読んでいない方の為に
何がどう良かったのかを詳しく書けないのが大変もどかしいところですが、


リアルな実社会の中で起こる
少し不思議な体験、
ややミステリー気味な話の進行、
そこに自然の未知なる力と不可解な歴史が絶妙に絡んできて
私には相当ツボでした。



特筆すると、

「廃線跡」

「鉄道」

この2つが好きな方々は
特に楽しめると思います!!


以下、公式の広告です。

(▼新書版の帯より)

「誰も知らない場所行きの列車が、いま、目の前で動き出す」

日本のどこかに、
まだ誰にも知られていない
まぼろしの廃線跡がある。

それを見つけて
最初から最後までたどれば、ある奇跡が起こる。

「なつかしくなる、旅に出たくなる、
じんわり切ない大人の青春小説」


(▼文庫版装丁より)

奥多摩の廃線跡を訪ねた牧村は、
鉄道マニアの平間老人と出会い、
世代を超えて酒を酌み交わす仲に。
だが「まぼろしの廃線跡」の話をしてほどなく、
老人は消息を絶ってしまう。
テツ仲間という菜月と共に行方を追うなか、
浮上する「キリコノモリ」。
その言葉を手がかりに東北へと向かう二人の前で、
ある列車が動き出すとき、
全ての謎が解けていくのだが___
旅への郷愁を誘う青春小説。


*******************



それでは皆様
ロスト・トレインで良い旅を!



私も「まぼろしの廃線跡」へ、、、。


金乃助