頬粘膜癌 291日目。

 

 血圧 119-85 mmHg

 血糖 - mg/dL (朝食前)

 酸素 99 %

 脈拍 72 拍/分

 体温 36.7 ℃

 体重 70.4 kg

 

 

 無事週末を迎える感じだ。

 

 世間ではコロナがまたぞろ流行しているようだ。職場の利用者さんでもお盆休み直前にコロナに罹患してしまい、盆休み中はずっと籠もりっきりだったという人もいる。テレビを見てたら、関西国際空港に旅行で、あるいは帰省の帰りで出向いたらそのまま台風の影響で缶詰になってしまったなんて人もいる。

 取りあえずは何事もなく休みを過ごして、休み明けも激しい疲れでどうこうという事もなく過ごせているのはありがたい事である。

 

 明日の土曜日は、夕方から飲み会の予定がある。まぁ最初の1杯だけしか飲まないのだけれど、イタリアンなので美味しいものが少しは食べられるといいなとは思う。マイ、食事用ハサミや食事セットは必須だな。

 普段はあまりハサミを使う事はない。家の食事は比較的食べやすいもので構成されているし、たまにナイフとフォークを使うことはあるけどそれも比較的少ない。

 職場での昼食に関しては、食べやすいものを選択している。毎日、職場近くのコンビニで昼食を確保して職場の冷蔵庫に入れさせて貰っている。クロワッサンかバターロール系の4個入りぐらいのパンとカップ入りのサラダみたいな惣菜が1個。卵スープみたいな粉末の即席スープ。パンはマーガリン(これも職場の冷蔵庫で保管)と一緒に食べる。マーガリンはできればバターハーフみたいな奴が好みだが、職場近くのセブンには売ってない。(残念) 毎日これを食べるのでハサミもナイフもいらない。カップ惣菜は、マカロニサラダかパスタのサラダ、あるいは春雨の入った奴。たまにカップ惣菜の代わりにサラダチキンを買ったりもする。サラダチキンは手でちぎって食べる(これが実は一番食べやすい)んだが手がベタベタになるのがちょっとイヤなので時々である。サラダに飽きたなぁって時とか。パン食にしているのは、ミニクロワッサンやバターロール系のパンはそこまでパサパサじゃなくて手でちぎって食べられて、マーガリンと一緒に食べてカロリー+できるから。

 朝も似たようなパン食にしている。パン食はバターやマーガリン、スライスチーズなんかで簡単にカロリーをプラスできて食べやすいから。パンと、カフェオレ(今は暑いからアイスカフェオレ)と前の晩のおかずの残りのサラダとかあるものを。

 おにぎりとかもいいんだろうけれどパンよりも少し食べにくい。昼に何度かおにぎりにしていたんだけれど、自分用の食器の皿で箸を使って細かくして食べる事になる。パンに比べると食べるのに時間が若干かかるかなってのがある。それと、後で皿を洗うときにパンと違って、ご飯粒がこびりつくのでさっと洗えない。がちっと洗わないとご飯粒が残ってカチコチの洗い残しができてしまう。なんか、職場のミニキッチンでガシガシ洗うのもね、面倒くさいじゃん。(他にも使いたい人がいたりするかもで、短時間で場所を空けるというのもマナーではあるだろうし) 食後には皿とマグと、カップ惣菜の容器も洗うことになるのでできれば時短したいわけだw

 

 この食事ローテーションにしてから体重が随分安定した。マーガリン効果(なんか世間ではマーガリンが体に良くないとかなんといか言うが)なのか、そんなに苦痛無くカロリー取れて痩せずにすんでいる。

 週末とかは、昼食は別なもの(麺類とか)も食べるようにして飽きが来ないように心がけてはいる。まぁ朝食と昼食は飽きる飽きないよりもきちんとカロリーを摂取して痩せない事がメインだからね。朝食はブドウやくるみの入ったミニ食パンみたいなのをよく食べるかな。ブドウパンは子どもの頃から好きだったが、クルミ入りのパン、以外と好きみたいだ。昼にクロワッサン食べることが多いから朝はわりとミニ食パンみたいなのを食べる事が多いかもしれない。

 

 いずれも、開口障害がある事に由来するところが大きいとは思う。開口10mm強だと食べやすいものはかなり限られる。食事用ハサミで切ったりすれば意外となんでも食べられるんだが、それだと食事時間がいっきに1.3とか1.5倍になっていく。夜ご飯なら別に構わないんだけれど、仕事に行く時間が決まっている朝とか、昼休み時間がきまっている昼なんかはその10分とか15分が意外と大きい。

 今でも、昼はなんとか30分前後で食べているが、他のメニューにした時に時間が全く読めないのであまり冒険ができないってのはある。麺類はおそらく大丈夫なんだがバス通勤で、ゴミ持ち帰りだとかさばるのはいろいろ支障があるのだ。仕事鞄に入れて帰れる大きさとかねw カップ麺食べやすそうだし、コンビニ弁当の麺類もあるにはあるが、容器がかさばるから持ち帰りにくいのでパスしている。まぁ買った店に夕方もっていって捨てて帰ればいいのかもしれないが、たまにならいいが毎日夕方ゴミだけ捨ててかえるのはちょっと気がひける。朝その店で購入したものだから倫理的にも問題ないと思うが、いちいち説明しないと朝と違うシフトのバイトがみると家庭ゴミ持ち込んでる親父みたいになってしまうし、じゃぁそのコンビニで周知してもらえるように店長通しで話しておくってのもあるにはあるが。たしかに、その方が正しいとは思う。そのたびにバイトに説明するのも正しいと思う。気にせず捨てて帰ればいいというのも正しいと思う。

 

 ただ、正しい生き方ってのはちょっとだけ面倒だ。

 僕は”正しく生きたい”と多少は思うけれど、できれば”楽に生きたい”と思っている。

 

 障害者として生きるという時に、場合に寄っては”正しく生きる”事が大切な場合がある。盲導犬をつれて、視覚障害者がどんな店にも自由に入れるようになるためには、時としてお店の人にそのことの正しさを説明し納得いただいて了解して貰う必用がある。時分の為だけじゃなく、同じく盲導犬を連れている同志(同じ視覚障害をもつ誰か)の為に。

 視覚障害者が三療(あんま・マッサージ・はりきゅう)以外の仕事をすることは、殆どそれ以外の仕事の選択肢が限りなく少ない僕たちにとっては、とても重要な事だと僕は勝手に思っている。三療で生きるのは悪くない。けれど、僕たち視覚障害者が強く正しく生きる為にはそれ以外の選択肢があることを示せる方が多分いい。それが示せてなにかが良くなる事に僕の関わっている仕事が貢献できる瞬間がないままのことの方が多いだろうし、結局はとくに役に立たないままだったりするかもしれないが。例えば僕がこうして三療以外の仕事をずっと続けているのは、僕の勝手ではあるのだけれど、少しだけ視覚障害者が正しく生きる事を意識している。

 

 人生の中でといっては大げさに過ぎるし、そういうのも面倒なのでそういう表現からは逃げ出しちゃいたいんだが、とにかく人生の中でいくつかは”正しく生きる”ことを意識している。

 僕が自分にも人にも”誠実さ”を求めるのはここらへんにも由来するかもしれない。逆か? 誠実さをもとめるから、正しく生きる事に拘るのかな。

 とまれ、そういう”正しさ”を多少求める傾向があるので、全部それで生きるのはあまりにも窮屈だし、なし崩し的に疲れ果ててしまっては、せっかく今できているほんの少しの”正しさ”も台無しになってしまう。

 

 だから普段はできるだけ”楽に生きる”事にしたいのだ。

 ”正しく”ばかりは生きられない。”適当に生きる”というのとはちょっと違う感じ。だから”楽に生きる”ぐらいの部分も混ぜたいのだ。

 

 職場のキッチンで皿を洗う行為も、ゴミを持ち帰るかコンビニ捨てて帰るかの話も、言ってみれば”正しく生きる”か”楽に生きるか”の選択の話なのだ。

 ”正しく生きる”のは気合いがいる。ずっといつもやってると気合い不足になって疲れてしまう。いざ”正しく生きる”べき選択を迫られたときにさっとそっちを向けるようにしたい。必殺技は使えるようにしてなければ意味がない。3分間過ぎてしまったウルトラマンはスペシウム光線を打つことはできないのだ。

 

せいぎのみかた

 

 さぁ、帰宅時間にコンビニにゴミを持ち込んで、なんだか白い目で見られたりしたくない言い訳もしたことだし・・・・・・w

 

 

 今日もいい1日であった。

 

PVアクセスランキング にほんブログ村