内閣府委 クローン牛の食品としての安全性認める方針
 内閣府食品安全委員会の専門調査会ワーキンググループが、クローン牛やクローン豚について食用としての安..........≪続きを読む≫



 GM食品(遺伝子組み換え食品)の問題とはまったく別である事を念頭におかなくちゃならない。基本的にはクローンの牛や豚に安全性の問題はないという事で、今後食品として登場する可能性が高まったと見ていいだろうと思います。

 安全性という意味では、GM食品は本来の遺伝子に別の遺伝子情報を組み込むという事に比べれば、クローン技術の場合は遺伝子特性的に言えばまったくのコピーであるからクローン牛やクローン豚は基本的にはまったくもって牛や豚である。言ってみれば、一卵性双生児と基本変わらない。そりゃ安全である。
 遺伝子をコピーする段階での遺伝子の破損やなにかの危険性はあるにしても、それについてはGM食品と変わらないし、それは単に技術の問題であるから精度はどんどん高くなっていくものだろう。

 例えば、松阪牛の品評会で優勝するような牛がいくらでも作れるようになっちゃったりするのかもしれない。(まぁ同じ遺伝子で生まれても、育てる手間自体は同じなんだけれども)


 命というものについて「てのひらを太陽に」の歌のように、ミミズもオケラもアメンボもそれぞれ大切な命なんだと考えるなら、クローンの牛や豚を食す事を是としたとき、人のクローンはやっぱり駄目だと言う倫理的な帰結に至るのか、”それとも動物は動物であり、人とは違うのだ!”という帰結に至るのか。

 不透明な倫理観を抱えたままで、私たちはクローンの牛や豚を食べるようになるのだろう。