個人的には頭のよしあしや、性格のよしあしは男女に違いはないんだと思う。
ただ、考える(思考する)方法論がもしかしたら少し違っているのかもしれないなぁと感じる事はある。
生を受けて、この世に生まれ出た後に性別によってあきらかな違いをもって子供というのは育てられるものであろうし、それは善悪を別としていわゆる文化として形成されてきたものであるから、一朝一夕に変わってしまうモノではないんだろう。
例えば男は女を守るモノだ!という気風が倫理観としてあるとすれば、これはだけでも男性と女性の心の育ち方は違って行くだろうと想像する。
そういうイロイロな違う価値観を与えられながら成長してきた男性と女性という生物は、やはり考え方や感じ方が根本的に違うというようなエッセンスを持っているんじゃないかと思う。
アニメの世界では、女の子として育てられた男の子だとか、逆に男の子として育てられた女の子なんていう場面が登場したりするけれど、それはまた夢物語として、幼児期から与えられた価値観の違いはきっと男女の性格の違いの根幹の部分をなしているんだろうなと感じる。
「どうして判らないの?」
「どうして判らないんだ?」
は、案外お互いに理解出来ない部分があるように、そういう風に出来ているからなのかもしれない。
判らせる事にやっきになるよりも、お互いに理解できない部分があるってのを前提にしておけば、随分と相手に優しくなれるものなのかもしれないな、と思ったりするのでした。
未読だけど、ちょっと興味ぶかいなぁとは思ってる本。
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