ひょんなことからデリヘルで女の子を管理する仕事に就いた、気の優しいごく普通の主人公。
そこから、シングルマザーや貧困など、様々な要因でデリヘルで働くようになった経緯やその後の悲喜こもごもを描く、人間ドラマ。
エロくはありません!!過激な性描写なしの、人間ドラマです!
一歩足を踏み外すと、途端に転落して、デリヘルで働くようになる様子がリアルで、「作者はデリヘル業者経験者なのか?」と思わせるような現実に基づいているような描写が素晴らしい。
また、主人公たち、デリヘル業者の管理男性たちが優しい人たちで、女の子たちの悲惨な人生模様に、悲惨なばかりでないほのぼの感を加えて、読みやすい。実際に、風俗系管理の男性は、働いている女の子に逃げられないように優しいらしい。
インドアで居ながらにして、デリヘル嬢の深い人生模様を垣間見ることができて、人生勉強、社会勉強になる感じ。絵もストーリーも読みやすく、考えさせられる、人生経験を重ねた大人のマンガ。