火柱復活日米株価は本物なのか?フェイクなのか? | 投資情報をぶった切る ”金脈真贋” 株式サイトとメルマガを毎日100チェックしている ダンディーMのブログ

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世の中に氾濫している株式情報を本物、偽物を問わずぶった切ります。
皆さんが、株情報を目にした時の真贋力を養い、自らの売買シナリオで儲けることを目標としています。

どうも、ダンディーMです。

12/20NYダウは、異様なボラティリティーによる急上昇は一旦止まり、やや上髭の長い26ドル高17804ドルで終わりました。

 

12/5高値17991ドルから7営業日で安値17067ドルまで下落した相場は、僅か3日で12/19高値17874ドルまで、下落分の87%を取り戻しています。

 

今回のような急激カウンターは下落時には良く見かける光景ですが、大した材料もなく(キューバは?であり、FRBは中身変わらず表現が工夫されただけでした)、急落途中からここまで下落以上の勢いで急反発した上昇は過去に記憶がありません。

 

昨晩NY市場は日本のメジャーSQに相当する日でしたので、これでヘッジファンド等大口投機筋は完全にクリスマス休暇に入り、市場は薄商いとなります。

 

閑散に売りなしとなりまだまだ上昇を続けるのか、それとも一旦相場は落ち着くのか、あるいは下落に転じるのか、来週早々のNYダウの動きから目が離せません。

 

ドル円は東証終了時点に比べ、0.1円安119.47、CMEは大証終値より30円高17700円で終了しています。

 

 

先週の日本市場では、225先物は月・火曜と大幅続落となり、火曜夜間取引にて一旦止まる可能性が高いとしていた16500円を達成しつつ安値16440円まで下落していたものの、水曜日中では安値16640円に留まりプラスの陽線16810円で引けました。

 

その前日火曜のNYダウは、上髭部分が254ドルとなる長大上髭陰線の安値引けという壊滅的に弱い推移を示していたため、水曜FRBによってもこのNY市場下落の流れが覆る可能性は低くかったのですが、NYダウはFRBを境に大幅上昇となる大陽線で終わりました。

 

このNYダウまさかの大幅高、大幅円安となるドル円推移によって木曜は重要ポイントを超える大幅ギャップアップ17200円で寄り付くとそのまま陽線での超え引けとなり、次の重要ポイントに向かう可能性が高まりました。

 

そして、昨日金曜も、火柱のような3年ぶりとなるNYダウ大幅上昇で戻ったことにより、17550円で寄り付き、そのまま陽線引けとなり、今後の上昇有利を示す形で終了となりました。

  

余談ですが、今回のような決定的売り転換から買い転換手前の上昇有利に1週内で目まぐるしく入れ替わるような相場展開となったのは、約30年間の株式投資の中で初めての体験になります。

 

 

さて、NYダウが上髭が長い陽線小幅高に留まりましたので、NYダウチャート動向からは今後上下どちらにも動いてくる可能性があり、どちらにもまだ優勢性は見られません。

 

また、日経平均チャートを見てもNYダウを後追いするだけの影響から、ローソク足が繋がらない窓空きだらけのどうしようもないものとなっており、これでは日本市場では何の拘束力も持たないと考えた方が良さそうです。

 

今回は過去に起きていないようなレベルの乱高下がたまたま起こっていると見るか、このリバウンドはあくまでも一時的(米国のダマシ上げ)であり、今後本来あるべき下落方向に進むと見るかによって、スタンスは180度変わってしまいます。

 

どちらの可能性も同じくらいあると思いますので、来週はどちらのスタンスにも立つことなく、ニュートラルに市場を見ていきながら、上下どちらかの優位性が大きく強まるまでは何もしないという選択が正解でしょう。