この眼科のHPで院長経歴を見たときに、産業医科大学出身であることを知ったのだが、この人は何のために医師を目指したのだろうと深く考えさせられた。
産業医科大学とは比較的新しい大学で、産業医を養成するところである。一応私立ではあるが、国から多額の補助が出ているため、条件付ながら実質的な本人負担は国立大学程度である。(昔はもっと優遇されていた)
九州にあるが、特殊な目的を持った大学のため、入学者は全国から集まる。
この人の出身地までは知らないが、銀座にレーシック専門の眼科を開いていたことから、金儲けを目的としていたことは明らかである。
となるとこの人の人生の最終目的は金儲けだったのか。そのために産業医科大学を利用したのであれば、さびしい。
私も人の批評をする立場ではないが、この人の考えはなんとなくわかる。
おそらくこういうことだろう。
実家はもともと医者家系ではない。
この人が高校生だった昭和50年代は、人気職業No.1は医歯薬系であり、自分の偏差値と照らし合わせ、当時鳴り物入りで登場した産業医科大学に入学して、産業医を目指していたのだろう。最初から眼科医を目指していたはずがない。産業医なら9to5のそこそこ安定したサラリーマン生活が送れるだろうという計算はあったはずだ。
しかし産業医が自分に合わなかった。かといって第一線で遅くまで仕事や当直もしたくない。
となれば消去法で眼科医を選ぶことになり、コンタクト眼科は規制が厳しくなり儲けられなくなったのでレーシック眼科で開業したのだろう。
欲は大切ではあるが、欲張りすぎると取り返しのつかないことになってしまう例である。
入学時に目指していたはずの産業医をしていれば逮捕されることはなかったのに。