地獄をみた人 | 徘徊太郎日記

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ひとりで15以上の楽器を操り、練り歩きながら弾き唄うランブリンワンマンバンドの裏ブログ。

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3月まで職場にいた上司、上部団体からの出向でおれより年下。


来る前はイメージだけでヤな奴だったら難儀だな、なんて思っていたけど、いい意味で期待は裏切られた。


それなりに努めていた部分もあったのかもしれないが、ナチュラルにポジティブで声を荒げることなど一度もなく上下問わず皆から慕われていた。


特にどうしたら職場の和をつなぎ、仕事の成果につながるのかを常に考え、様々な工夫と取り組みをしていた。で、それなりに成果も出して元の団体に帰っていった。

一方で、彼の人当たりの良さが逆におれには不気味にも感じられ、その前向きさがどこから来ているのか理解できない部分もあった。ただ単純に東京のスマートな人と東北特有の陰湿でジメジメが強い人間(おれ)の差だろうと簡単に片づけていた。

今日、ふとした機会に思いがけなく彼に関するエピソードを耳にすることとなる。


かつて東京の職場で人間関係に悩み休職に追い込まれた期間があったとのこと。そんなことは一緒に仕事をした数年間、おくびにも出さなかったし、知る由もなかった。

キツかった経験をそのまま他人に投影する人間が大半だと思うが、彼はそれを踏み台にして優しさに昇華した。「地獄を見た人間は強い」昔に一緒に仕事をした先輩の言葉がストンと心のポケットに落ちた瞬間だったワケ。


ry cooderがやってる好きな曲


地獄ではないが墓場鬼太郎