最近、めっきりCD(ここで言うCDとは50分以上曲が収録されているものに限る。特に、短い曲を詰め込んで、トータル50分以上にしたCD)を聴かなくなった。また、通販でブツを選ぶ時も、先ず、CDからは選ばないし、多少の興味があっても、CDなら買わなくなった。
ただし、聴くのは、レコードやカセットであっても、自分の作品のリリースは、媒体を問わない、つまり、CDでもCDRでもレコードでもカセットでもネット配信でも構わないと思っています。このような聴き方は偏ってるのは分かっているのだが、いつの間にか、そのようなセレクトをするようになってしまった。その理由を少し考えてみたい。一つは、20分〜30分位が、自分の耳にとって、丁度良い長さであること。つまり、大体、LPって片面、その位の長さですよね? また、嘗て2倍速でのカセットMTRを用いていた時には、90分のクロームテープを使うのだが、そうすると、大体23分位しか録音できない。
また、ライブでも大体20分、長くて30分位が持ち時間となっていることが多い。そう考えると、20分〜30分と言う時間は、人間の耳とかそれを感じ取る脳にとって、丁度良い時間としてインプットされているのではないのだろうか? ちょっとこれは屁理屈かもしれないが、前から薄々感じてきた事でもある。ただし、これは聴く時の「法則」であって、実際にHDD-MTRで録音したりする時は、ワザと長めの曲を作ったり、ミックス・ダウンしたりすることはあるし、それをCDやCDRに収録することもする。ただ、後で、自分で通して聴く時は、正直、飽きてくると言うか、しんどい時もあったりします。
また、CD/CDRの終わりの方の曲はよく覚えていなかったりもすることが多い。なので、余りCDやCDRと言った媒体では、ずっと集中して聴いていられず、割と聴き流しに近い聴き方をしているのかもしれない(自分の音楽でも同様だと思う)。このことは、私が、音楽を聴く時、へッドフォンではなく、殆どエアーでスピーカーから聴いていることとも関係しているかもしれない。まぁ、この「法則」が皆さんに当てはまるかどうかは分からないが、私自身も損をしているのかもしれないなとは思います。例えば、1曲50分もある名演の大曲を聴き逃している可能性もあるからです。しかし、それでも、私は、レコードやカセットが好きです。特に、これらの媒体は、A面とB面があり、A面を聴き終わると、わざわざB面にひっくり返して、B面を聴くと言う一手間掛けなければならない。それが、丁度良い「耳休め」となり、リフレッシュできるようにも感じられる。オートリバースのカセットデッキでも、両面の間に「間」が生じたり、最後までテープは無音のまま進むので、耳休めにもなり得る。特にレコードの場合、溝を見て、途中からも聴くことも可能である(まぁ、CDとかの頭出し程、正確ではないが)。その不確実性もまた楽しいかも? とも思います。良く言われる「レコードの方がCDよりも良い音がする」があるけど、確かに、CDの方は、レコードの埃によるチリチリしたノイズは無いので、音は確かにクリアーだし、聴き易いかもしれないが、とにかく、CD全部を聴き通すのは疲れることが多い。まぁ、レコードとCD、一長一短があるとは思うのだが、今の私の耳には、レコードの音と一手間がしっくりくることは事実だなと感じています。
後、レコードのジャケは大きいので、老眼の私には文字情報も読みやすいし、ジャケ自体にも迫力もある(まぁ、その分、運ぶ時重いし、保管も場所を取って邪魔ではあるが)。そんなレコードが私は好きです!また、カセットは、私自身が「録音」と言う行為を始めた時から、ずーっと慣れ親しんできた媒体で、1980年代以降も世界の地下音楽界で共用通貨のように交換されてきたことも含めて、小さいけれど、やはり愛着がありますね。しかし、あのカセットの可愛さって何なんでしようね。良く、鉱物とか石を集める方がいますが、そんな気持ちに近いかも?とか思ったり、または、さして高くはないカセットに、どんな音楽が入っているか分からないドキドキ感(当たり付き駄菓子みたいなもの?)みたいなものも感じられるのかもしれませんね。いやいや、値段とかの問題じゃないよね。やっぱり、染み込んでいる「何か」がそう感じさせているのでしよう。
そんな訳で、今日もレコードを聴いています!





