夜中に持ち直してから、意識もはっきりし、
少し声を出してくれるようになりました。
「のど渇いた。」
「白井英治に会いに徳山行く。」
「ママ、このお菓子、ぜ〜んぶ◯◯◯にあげて良いから。こうが、◯◯◯の為に買ったから。」
と、自分のベッドサイドのお菓子BOXを指差して。(※◯◯◯は下の子の名前です。)
やはりしんどいので、本当に少しですが、
それでもこうがの声が聞けて嬉しかったです。
でも、お菓子を全部下の子にあげるということは、、、。
そしてこうが、口の中が酷い状態になってしまっていました。
急変した時に歯を食いしばり、舌を噛んだのだと思います。
舌が真っ黒で、あちこち血の塊みたいなのができて腫れていました。
本当によく頑張ったと思います。
朝の10時頃、母の妹が到着しました。
こうがの大好きな"あつ姉 "です。
関東に住んでいるところを、急遽呼び戻しました。
あつ姉は夕方まで居てくれたのですが、
日中は大きく変わりなく過ごしていました。
お昼には前日にも来てくれていた、お友達家族もまた来てくれました。
ただ 今日から、「のど渇いた。」とカルピスを飲んでも、しばらく経つと噴水のように吐くようになりました。それも必ず。
でもこうがは喉が渇くので、カルピスを欲しがり、飲んでいました。
食べ物は一切無理で、8日の14時頃に食べたお寿司が最後になりました。
看護師さんは、「吐くのもしんどいから、飲むのやめさせて!」と仰りましたが、無視しました。
Dr.に聞いたら、「本人が吐いても飲みたいなら良いですよ。」と仰って下さいました。
吐く度のシーツ交換や着替えは自分達でしていたし、手伝ってくれることなんて殆どありませんでした。昼間に来たたくさんの看護師さんの中で、手伝ってくれたのは1人だけでした。
他の方は、シーツをポンと置いて行くだけでした。
朝〜夕方まで、「のど渇いた。」と、
再々カルピスを欲しがり、飲んでは噴水のように吐くを繰り返していました。
そして、吐いたと同時に、お尻からも水が出ている状態でした。
下痢ではなく、完全な水でした。
試しにお茶にしてみましたが、同じでした。
それでもやっぱり欲しがるので、本当に喉が渇いていたのだと思います。
この日一日で、希釈タイプのカルピスの原液を2本分、丸々使いきりました。
ここ最近の、いつもの倍の量です。
鼻の腐敗臭がなくなって、美味しかったのかな?
こんな状態でも「鼻ガーゼ替えよか。」と、
やっぱりオシャレさんのこうがです。
Dr.に聞いてみると、「おそらく、腸のどこかで閉塞していて、通り道がないから戻ってきて吐いている。吐いた時にお尻から水が出るのは、吐いた時の腹圧で出ているのだと思います。」と。
もう言葉が出ませんでした。
なんでこうががこんな辛い思いを、、、?
こうがが一体何をしたというのか、、、?
でも、悲しんでいるヒマなんてありません。
飲んで吐いた後は頭から体まで汚れるので、
シーツ交換、着替え、それに後頭部から首にかけてベタベタになっているので拭いてあげなければいけません。
何十回替えたか、数えきれないくらい。
体がしんどいこうがにとっては、それも辛かったと思います。
でも全身カルピスまみれで放置はできないし、、、。
本当に誰かに知恵を貸して欲しかった。
手を貸して欲しかった。
でも、病院は助けてくれることはありませんでした。
ナースコールすると、シーツとおしぼりタオルを持ってきてくれてポン、、、。
「お願いしますね。」と。
悲しかったです。