幽玄蒼夜━慶喜3幕━ | lunaーcha。

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言いたいことも言えない、
こんな世の中じゃ~poison♪

━━━揚屋。


慶喜さんが帰った後、私は布団に
入っていたけど一向に眠れない。

いつもは一人で寝てても平気なのに
少し前まで慶喜さんと
一緒にいたからだろうか。

静まり返った部屋の中が妙に
寂しく感じて考えたくもないのに
嫌な想像が浮かんでくる。


夜中にやってくる足音。
何処からともなく聞こえる声。

闇に紛れて肩を叩く冷たい手…


こんなこと考えちゃ駄目だ!!

怖くない怖くないとお経を唱えるように
胸中で繰り返す。

けれど怖さはちっとも消えてくれなくて
私は布団を頭まで被って
ぎゅっと体を丸めていた。

(どうしよう、全然眠れないよ)

その時。


ふいにどこからか
物音が聞こえたような気がした。

気のせい?そう思っても
ひたひたと足音が近づいてくる。

こんな時間に一体誰が…

まさか本物の幽霊!?


息を殺していると襖の開く音がして、
私は背筋を凍らせた。

丸めた体が小刻みに震えだして。

(いや…ど、どうしよう……慶喜さん…っ)

強くそう思ったその時。



「留奈──」

「留奈?眠っているのかい?」

(……え?)

聞こえてきた優しい響きに
私は布団から顔を出した。

「……慶喜さん?」

暗い中に目を凝らすと、
私を優しく見下ろしている
慶喜さんと目が合う。

「ど、どうしてここに?」

「お前の事がどうしても
心配になってしまってね」

「一度は揚屋を出たものの…
留奈はちゃんと眠れているだろうか。
怖がって布団の中で
震えているんじゃないか…」シュン

「そう考えたら
居ても立ってもいられなくなって、
つい引き返してしまったんだよ」テレドキドキ

あーん(*´∀`*)
やっぱり来てくれたドキドキドキドキドキドキ



「で、でも、お家の方は…」

「大丈夫。さっきの護衛の男を追いかけて、
上手く言ってくれるように頼んだから」ニコキラキラ


慶喜さんはちょっと悪戯っぽく言うと、
私の布団の傍に腰を下ろした。

私も慌てて布団から起き上がって、
きちんと正座して慶喜さんと向かい合う。


「わざわざすみません、慶喜さん。
…それから、ありがとうございます。
本当はこの部屋に一人で、
少し心細かったんです」

恥ずかしさ半分、嬉しさ半分で、
私はぺこりと頭を下げた。

「そう?だったら、戻ってきて良かった。
……それに、後日改めて
渡してもいいかと思っていたこれも、
やっぱり今夜使う方がいい」ニコキラキラ

そう言って慶喜さんは
懐から何かを取り出す。

(…?あれは板紅?)

板紅とは携帯用の口紅の様なもので
勿論女性が主に使う物だ。

(どうして慶喜さんが板紅を…?)

不思議に思っていると、慶喜さんが
自分の薬指を舌で掠めるようにして舐める。

艶かしい仕草に
思わず意識を奪われてしまう私を見やり、
彼はクスッと優美に目を細めた。

「…留奈、じっとしていて」

ぐはっハート(ノд`*)

慶喜さんの声が近づく。

我に返って小さく肩が跳ねるけれど、
彼の囁きに捉えられたまま
私は体を固くしていた。


≪スチル≫

゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
スチルヤバイラブラブ!


「……っ」

紅をすくって
朱に染まった薬指が、唇に触れる。

「け、慶喜さん…何を…」

ほら、動いちゃだめだよ

「…」

「…そう、いい子だね」

子供を諭すように言う慶喜さんは
とても楽しそうで、その指先はとても丁寧に
私の唇をなぞっていった。


(男の人に口紅を塗って貰うなんて…)

普通に触れられるよりドキドキして、
凄くくすぐったい。

緊張が唇を伝って
慶喜さんにバレてしまわないかと思うと、
一層胸が高鳴った。

「赤紅は魔除けの色なんだよ。
お前に悪いものがつかないように
持って来ていたんだ」

(魔除けの色…そうだったんだ)

心がじわりと温かくなっていくのがわかる。

鼓動は落ち着かないけれど……
慶喜さんに心配して貰える事が
こんなにも嬉しい。

口を動かせない私は、
お礼を言うのを後回しにして、
ただ黙って紅を塗って貰った。

「留奈の唇は柔らかいね。
ちょっと力を入れたら、
すぐに傷つけてしまいそうで怖いな」

一度指を離して、慶喜さんは
色の具合を確かめる。

「そ、そうですか?」

「ああ……だから、真綿で包むように
大事に大事に扱わないとね」

キュ━.+゚*(о゚д゚о)*゚+.━ン☆

慶喜さんは板紅からまた紅を掬うと、
再び私の唇に触れた。

指を動かす慶喜さんの顔は
目眩がするほど妖艶で、
私の心臓はさっきより更に速く脈打つ。

神経が嫌でも唇に集中し、
慶喜さんの指先の動きに敏感になった。

慶喜さんの言葉は、甘くて優しい。

私を大事にしてくれているのが、
胸が切なくなるくらい伝わってくる。

その上、指先からも
言葉以上の優しさを与えられて、
まるで夢の中にいるような、
そんな感覚が私を襲った。

体がふわふわして、
座っているのに浮いているみたい。

塗って貰う感触が心地よくて、
その指先が離れた時、私は思わず
名残惜しげに彼の手を目線で追ってしまう。


「うん…これでいい。
美しい赤い唇になった」

「……大事にしてあげないといけないのに、
思わず乱暴に
唇を重ねたくなるくらい可愛いね


゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
是非そうしてッ!笑


慶喜さんの言葉に、私の頬は
口紅に負けないくらい真っ赤になった。


「爪にも紅を差そうか。
白い指にきっと映えるよ」

肌を染めた私を見てくすくす笑いながら、
慶喜さんは手を取って紅を塗ってくれる。

爪の形をなぞって彼の手が動くのにつれて、
一本一本、指先に赤い色が灯る。


「綺麗…」


紅が塗られていく爪を見つめながら呟くと、
慶喜さんはにっこり笑みを深めた。

「これで少しは怖さが紛れたかな」ニコキラキラ

「…はい。ありがとうございます」

「でも、今度は別の意味で
少しだけ怖くなりました」

「ん?」


小首を傾げる慶喜さんに少し、
恥ずかしかったけれど、私は正直に伝える。


「…こんなに慶喜さんによくしてもらって、
あんまり幸せすぎるから……
ちょっとだけ怖いくらいです」

「………。ああ…」

「参ったな」テレドキドキ

慶喜さんが、吐息混じりに
小さく苦笑を零す。

……その頬には、ほんの僅かに
赤みが差している様に見えた。

「せっかくさっきは我慢したのに」テレドキドキ

「そんな可愛いことを言われたら……」

紅のついていない方の指で、
慶喜さんが私の頬を撫でる。

留奈、その怖さも、俺に奪わせてくれる?
怖いと感じる隙を、全部俺に埋めさせて


゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
もぉ好きッ!慶喜様好きッ!


何かを言う前に慶喜さんが
その唇で私の口をそっとふさいだ。

一度驚きに目を見開いたけれど、
重なり合う唇は甘くとろけるようで、
次第に私は瞼を閉じた。

同時に腰を抱いて引き寄せられ、
私は全身を慶喜さんに委ねる。

お互いの鼓動が混ざり合うくらい近くで、
どっちの鼓動が大きな音を
たてているのか判らない。

嬉しくて優しくて、
胸がきゅっと締め付けられた。

(慶喜さん…)

思わず慶喜さんの背中に腕を回したけれど、
口づけを繰り返す度に体の熱が増して、
私の力を奪っていく。

だけど気持ちはもっともっとと
慶喜さんを求めていて、
私からもキスをすると、
慶喜さんはそれに応えるように、
強く私を抱きしめてくれた。


「…留奈。
これで、もう怖くなくなった?」

慶喜さんが、長い睫毛を揺らして
私の顔を覗きこむ。

「……あの、…」

「うん」

「もう少しだけ……怖いです」

「……そう。
それなら、留奈が怖くなくなるまで
ずっとこうしていなきゃね」テレドキドキ

ぐはっハート(ノд`*)

私の答えを見透かしていたように、
慶喜さんは妖艶に笑った。

「朝までずっと一緒にいよう。
口付けだけでは足りないなら、
もっともっとくっついていよう」

「慶喜さん…」

「おいで」ニコキラキラ

ズッキューン☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆


慶喜サンが私を迎え入れるように腕を広げる。

耳まで真っ赤になったけれど…
私は迷うことなく広い胸に体を預けた。

そんな私を、慶喜さんが
ぎゅっと抱きしめてくれる。

「…もし怖くなくなったら、
このまま眠っていいからね」

「…はい…」

優しく髪を撫でられる心地よさに
目を細めながら、私はこくりと
一つ頷いたのだった。


━━━3幕終了。


やー(*´∀`*)

もぉ慶喜様格好良過ぎだよう(〃艸д〃)

口紅塗るとかエロいラブラブ!


本当に見れてよかった!

慶喜様の3幕スチルも格好良くて
当りだと思う!


あたしの携帯でも出てくれないかなガーン

思わず弟の携帯に保存しちゃったしw

弟気付いたら消しちゃうかなー