久しぶりの慶喜様ッ
!栞を挟んでいたので6話からw
どこまで進んだかわかんなったけど
秋斉と同じ辺りだった
笑禁門の変終わりだぁ(^ω^)
慶喜さんに久しぶりにお座敷に呼ばれ、
色々な事を打ち明けて貰ったその後…。
「…そうか、慶喜はんから聞きはったんか」
私は置屋に戻って、秋斉さんに
今日のことを報告していた。
「はい…。びっくりしましたけど
色々納得しました」
「すんまへんどしたな、わても留奈はんには何も言わなかったさかい」
「い、いえ!幕府の偉い人が来てるのを、
言い振らすわけにはいかないですもんね」
私は首を振ってから、
ふと気になって尋ねてみる。
「だけど…秋斉さんも、慶喜さんみたいに
幕府で働いてる人なんですか?」
「…いんや?わてはただ、
慶喜はんと知り合いやったさかいに、
お忍びで来はる時に
ちびっと世話を焼くくらいや。
特に島原みたいな花街は、
色んなお人が来はって…
世の中の情報を集めるには都合がええ。
せやさかい、慶喜はんも
よううちに寄りはるんや」
「そうだったんですか…」
(慶喜さんが島原に遊びに来てたのは、
そういう理由もあったんだ)
「………」
すると、そんな私を眺めながら
ふと秋斉さんが真面目な顔になった。
「…留奈はん。慶喜はんのことが
気になるんは判りますけんど、
7月に長州の人が攻めて来はった時みたいに、
あの人は危険な場所に行かはることもある」
「あんまり、そういうことにまで
首を突っ込んだらあきまへんえ」シュン
「はい…」
秋斉さんの言葉に、
私は火事があった時の事を思い出す。
(確かにそうだ…。
慶喜さんの立場を知る
きっかけになったとは言え、
危険だったんだし、心配だからって
無理に関わろうとしたりするのは、
慶喜さんにも迷惑だよね…)
「もしかしたら、これからもっと
忙しくなって、慶喜はんがこっちに
来いひんようになるかもしらん。
そん時、我儘は言わんようにしとくれやす」
「…はい、わかりました!
一生懸命頑張ってる慶喜さんの
邪魔をしちゃいけませんもんね」
秋斉さんと同じように真剣な顔になって、
私は深く頷いた。
「………」
「…あれ?秋斉さん?」
じっと見つめられてることに不安になって
聞き返すと、彼はすぐにふっと微笑んで、
私の肩をぽんと叩く。
「…、そうどすな。
留奈はんは新造の仕事を頑張ったらええ」
最近は特に客からの評判も上々と
秋斉の笑顔に照れて頬をかいた。
慶喜様に喜んで欲しくて頑張ってたことが
他のお客さんにも喜んで貰えて…
それがお店の売上に繋がるなら、
慶喜様や秋斉への恩返しも出来て…
一石二鳥かもしれない。
(でも、褒められると照れる…)
そして、太夫を目指すと言う。
無理かもしれないけど、太夫になれるくらい
芸が上手くなったら、慶喜様も
喜んでくれるかな…。
と本当の理由を隠し、軽い感じで告げると、
秋斉はくすっと笑って顎に手を当てた。
「…それは、よろしおすな。
留奈はんやからと言って甘く見る気は
あらへんけど…本気なんやったら
応援しますよって、お気張りやす」ニコ

「…はい!!」
お茶や華道など、色々な稽古を増やして
貰うようにお願いして、頑張ろう!と
決意をさらに固くしながら、部屋を出た。
秋「………」
それから暫くして翔太から手紙が届く。
禁門の変で龍馬たちも危険視され
京に入れなくなり、会いに行けない。
海軍がどーので勝らと神戸にいると。
私のことは心配しないでと返事をし…
そして季節は冬になり、12月の半ば頃。
慶喜様は天狗党討伐の為京を離れた。
天狗党と慶喜様は同じ水戸藩出身で
リーダーは知り合いらしい。
そんな人を討伐なんて、辛いだろうな…
慶喜様が戻ってきたら、少しでもその疲れを
癒してあげたい…とより一層稽古に励んだ。
そして久しぶりに新撰組の座敷に。
慶喜様から本当の立場を
知らされたと打ち明けると、
慶喜様は時々屯所に来ては
浪士の喧嘩の仲裁に入ったり
竹刀を持ち出して練習に参加したがったり…
慶喜様の立場を知る土方らは
気が気じゃなかったらしい。
(慶喜さんらしいっていえば、
そうなのかもしれないけど)
そういう愚痴っぽいのを聞かされて
「何だかすみません」と
何故か私が謝ってしまった後、
舞を披露すると近藤に褒められ
秘訣でもあるのかと聞かれ
慶喜様の為と言うと、近藤は照れて
土方は他人の惚気程つまらんものはないと
正反対な二人にふふ、と笑った。
「…だけど、本当に凄いって思いますよ。
芸もそうですけど、何より
慶喜さんを射止めたってことが」
「…い、射止めた?」
「ええ。慶喜さんは、留奈さんが京に来る
ずっと前から、立場を隠して
町を歩かれていたんです」
庶民の状況を把握しておきたいのか、
屯所にも時々顔を出していた、と近藤。
それで島原にも同じように
顔を出してたみたいだけど
「慶喜さんは特定の遊女と
何度も会ったりはしなかったんですよ」
情報を集める為なら、一人の女郎より
色々な女郎を呼んだ方が、偏りなく
情報が手に入ると土方。
「本当は驚いているんですよ、僕達。
あの時捕まえた女の子が、
あの慶喜さんを虜にするなんて、って」
「虜…」
顔が熱くなる。
慶喜さんは忙しいから、留奈のお陰で
とても癒されて、気持ちが楽になっている
ことだろうと近藤に言われ、
そうだったら嬉しいと思う。
太夫になろうと思っていることを
慶喜様に言った時、どこか複雑な
表情をしたのは、やっぱり勘違いかな。
太夫になれるように頑張ろう!と思う。
そして12月も残り数日になった頃
「ただいま、留奈」ニコ

゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
慶喜様お帰りーッ
!やっと会えたね(ノд`*)w
お座敷に入った私へ慶喜さんはニコニコして開口一番そう言った。
「お帰りなさい、慶喜さん!」
久しぶりに会った彼の姿に
胸が甘い熱で満たされていくのを感じながら
私は彼の近くへ寄ってペコリと頭を下げる。
「お疲れ様でした」
「…ああ」
そんな私を見て慶喜さんは
珍しく言葉を濁すようにした。
「…?どうしたんですか?」
「いや、留奈が何だか…
夫の帰りを待っていた
妻みたいに見えちゃってね」ニコ

あんッ
(ノд`*)キュン死にするw「……!! つ、妻とか…
そういうことを言わないで下さいよっ」
「でも、嫌じゃないだろう?」
(*´∀`*)嫌じゃないです!!
「ぅ…」
「…やっぱり久しぶりに会うと、
嬉しさもひとしおだね」テレ

(〃艸д〃)ハァァ

その後、疲れを癒して貰おうと
稽古の成果を披露。
「はー…凄いよ、留奈!」ニコ

ぱちぱちと手を叩く。
「前も大したのもだと思ったけど
それよりもっと腕が上がってるね」ニコ

「随分頑張ったんじゃないのかい?」
「はい!」
はにかんで頷くと、慶喜さんは
また笑顔を浮かべて私の頬をそっと撫でる。
「ふふ…いい子だね、留奈は」ニコ

頬から指を離し、料理の皿から
小さな砂糖菓子を一つ取る。
「ご褒美だよ。はい、あ~ん」
この人半端なく甘いな!笑
すらりと長い指が、
私の唇に砂糖菓子を近付ける。
「ほら、口をお開け」ニコ

目を細めて悪戯っぽく笑う彼の表情に、
私の鼓動は速くなっていく…。
「…あ、あ~ん…」
恥ずかしいながらも嬉しくて、
素直に口を開けると、慶喜さんも
楽しそうにしながら私の口へ菓子を入れた。
「美味しいかい?」
「…はい」
「そうか。俺も食べたかったけど…
一つしかなかったみたいだね。
今からでも味見させてもらおうかな?」
と、私の唇をちょんとつつく。
(…今から味見…?)
彼が何を言ってるのか理解して
私は一気に顔を赤くしてしまう。
「
!「冗談だって。まだそんなこと
しないから安心してよ」ニコ

今すぐしてくれていいのに(´・ω・`)
「…ま、まだってことは、
今後はする可能性もあるんですか?」
「さあ、どうだろうねぇ」
(…うう、慶喜さんの掌で
躍らされてる気がする…)
そう思いながらも
ドキドキしてしまう私を眺めて、
慶喜さんは楽しそうに笑った。
それからお座敷遊びをしたり
楽しい時間を過ごしていた。
笑って、はしゃいで、
少し休憩しようとなった時
胡弓を弾けるようになったから
聞いて欲しいと言うと、少しだけ間を置いて
彼は笑顔を浮かべ頷いた。
慶「………」
でも、さっきまでの楽しい雰囲気が
どこかへ消えてしまったことに気付く。
慶喜さんは芸を披露すると、
凄い02と褒めてくれる。
見ていて楽しいよ、ありがとうと
言ってくれる。
…でも、その奥に何か別の気持ちを
彼が持っていることを、もう私は、
はっきりと気付き始めていた。
まだ下手なのかな?
それとも、もう芸を見飽きちゃった?
だけど、慶喜さんにしてあげられることは、
これくらいしかない。
直接聞く事もできず、
私はもやもやとした気持ちのまま
演奏を続けるしかなかった。
続き⇒6話その5
長くなっちゃったから区切る!笑