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テレワークが本格導入されて、ある程度の月日が経っている。多くの会社では、だいたい半年ほど経っている頃だろうか。一部の会社では一年前とか数年前から導入している、というところもあるようだ。
働く形態は変わっている。会社に行くのが当たり前だった日常から、自宅やサテライトオフィス、または近所の喫茶店などでも仕事をするようになったという人が増えている。私の知り合いでもそういう方が多くなっている。
形は変わってきているが、ほとんど変わっていないと思えることがある。
「仕事さえしていればそれでいいんだ!」精神だ。
昭和の絶好調だった頃に流行ったフレーズ「24時間戦えますか?」とか「5時から男の~、〇ロ〇サン♪」とか、そんな光景が今もまだまだ継続されているような気がしてならない。
長時間労働なんて、まだまだ当たり前にある。深夜まで残業するのは当然だ!と考える人が、まだまだたくさんいる。周りに押し付ける人も、まだいるようだ(こちらはさすがに減っていると思うが)。
形は変われど、中身は変わらない。高級ワインのラベルを貼ったボトルの中身は安くてショボイワインになっているかのように。
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中身が変わらないままでは、かえっておかしな方向へ向いてしまう可能性がある。テレワークが拡充しているのをおかしなほうに捉えてしまい、ついつい休日もリモートで繋いで仕事をしてしまう、とか。それを部下や後輩に強要するとか。
強要する人は少数派だとしても、つい土日も祝日も家から会社のネットワークに繋いで仕事をしてしまう人は、かなりおられるのではないだろうか。
私の知り合いにもそういう人が結構いる。つい家から会社のパソコンに繋いで、仕事をしてしまうという人がいる。そうしないと気が済まないというのだ。
「それ、休日出勤扱いになっちゃうんじゃねーの?長時間労働とかにならない?」
と私が聞いたことがある。
相手からの回答は
「ウチの会社はタイムカードで出退勤を管理しているから、わかりゃしねーよ。誰もそんなことに関心ないし」
だった。
「パソコンのログイン時間とか、チェックされないの?」
と聞いたら、
「今までチェックされたことないし、今後もチェックなんてされないと思う」
ということだった。
ここに、働き方改革という言葉だけが浸透して、実行に移していない人が多いのだろうという姿を垣間見れた。
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かくいう、私も他人事とは捉えられない。ときに気になって繋いでしまうことがある。メールを一瞬確認してすぐに出るのだが、時間が経つとまた繋いでしまいたくなる衝動に駆られる。
こうなってしまうのは、私にも原因があるといえる。平日の間にしっかりとカタを付けておかないから、そうなってしまうのだ。やるべきことをやりきれていない、という証ともいえる。
つまり、まだまだ生産力が低いということの証拠だ。
これは今に始まったことではなく、働きだしてからずーっと、脈々と受け継がれているものなのだろう。
「仕事さえしていればいいんだ!」という言葉の前には、「お前は生産力が低いから」という一言がついているのかもしれない。
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