Photo by PAKUTASO
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上司から、「今日、残業してって」と言われた経験がある方、いらっしゃると思います。
私も漏れなくその一人。
最初はなんにも考えず「はい、か、Yes、か、喜んで！」的な姿勢でいたんですが、気づいたらこう思うようになってました。
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「なんでアンタに決められないといかんの？」
生意気ですね（笑）
けどそうとは言えず引き受けて、やっていくと、「これ、今日終わらせる必要あるのかな？」と思うことがしばしばありました。
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残業する必要があるかどうか、これはやってる本人がどう思うか？がとても大事。それが前提としてあって、上司の目を入れることが、無駄にHP（ヒットポイント）やたいりょくを奪われることなく、きちんと仕事を完了できます。
これを意識せずに、たとえ15分の残業でもやり続けていくと、やってる本人の自尊心がどんどんダメージを受けて、「こんなんやってらんねー！」と、原子爆弾点火！になってしまうんです。
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あいも変わらず、世の中では時々「○○会社に勤務してる△△さんが過労で・・・。」というような報道が出てます。
その中には、どう見ても長時間労働が原因とは思えないようなものも散見されます。
それが何度もあるということは、本人の自尊心が致命傷を負っているというのは、あながち間違ってないんじゃないか？と思うんです。
私もそんな側面ありましたが。
特に堪えるのは、客先や社内からの指示で長時間残業したり休日出勤したのに、
「やっぱりいいや、元に戻しておいて」
と言われて、何もなかったことにされること。
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これ、かなりきます。
HPがガクッと減ります。
特に、精神的に堪えます。
とある災害復旧の仕事で、時間無いなか、必死に仕上げた図面や資料が、クライアントの一言でちゃぶ台返しされたことがありました。
当時お付き合いしていた女性から文句言われ続けながら、会社に寝泊まりして取り組んでましたが、すべて台無しにされたのは、悔しさを通り越して虚しかったです。
客先や社内から指示されたことだっただけに、余計に。
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やってることが無駄になることは、やってる本人にとっては瀕死のダメージです。どなたかが言ってましたが、
『自分で掘った穴を自分で埋めて元に戻すことほど辛いことは無い』。
この言葉の通りです。
それが、自分で決めてやったことならまだしも、上司や客先からの指示が大きく関わっていると、シンドイものがあります。
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私も何度もそんな場面に出くわしてきましたし、今も遭遇します。
そんなこんなを繰り返してきて、本を出した後から思っているのは、
「働くことを個人の手に取り戻す」
こと。
そのための道造り、インフラ造りをしていきます。
先日、日経新聞夕刊にインタビューを載せて頂きました。僭越ながら、スマートに休暇を取るためのあり方を述べさせて頂きました。
これも、「働くことを個人の手に取り戻す」ための一つ。そのためのあり方とやり方（BeingとDoing）を、ブログやメルマガ、個別コンサルや音源でドシドシ輸出していきます。
実は
「働くことを個人の手に取り戻す」
以外にもう一つ、私の活動の原点があります。
それはまた別の機会に。
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