「道後オンセナート/道後アート」をご存知でしょうか?
「道後オンセナート/道後アート」とは、道後温泉という地域資源に「アート」という新たな魅力を加えることによって、多くの観光客や市民で地元を賑わそうという 官民が協同する取り組みです。
プロジェクトスタートのきっかけは、2014年に道後温泉本館が改築120周年の大還暦を迎えたこと。
今までに蜷川実花さん、草間弥生さん、梅佳代さん、大宮エリーさんなど、個性的で有名なアーティストをお迎えして松山道後温泉の魅力を盛り上げてきました。
合言葉は、「アートにのぼせろ!」
温泉街が丸ごと現代美術館と化しているのです。
今年1月15日から道後温泉本館は改修工事に入っているのですが
並行して2019年・2020年の2年計画で新しい「道後アート」が始まります。
そのメインゲストが、日比野克彦さんです。
東京藝術大学の美術学部長でいらっしゃいますが、同時に
地域の人々と制作を行いながら、受け手の力に焦点を当てる
「その人らしさ」や「多様性のある社会」を考える・・・
といった、社会の中でアートが機能する仕組みを追及するアートプロジェクトを展開されています。
今回の「道後アート」でも、そうした実験的取り組みが行われるのでしょうか?
私どもスマイルのアート活動を見学されたいということで
松山市役所の方々、運営団体の方々とご一緒に来られました。
ご利用者の制作現場や作品の展示を熱心に見て下さり
さまざまなご質問がありました。
お話もとても魅力的であたたかく、
みなさんの作品へのご興味も尽きないようでした。
10年ほど前には、エイブルアートの世界に密着したいと
福山市のアート活動で先端を走っている障害者施設「六方学園」に
1週間ショートステイされたそうです。
どんな「道後アート2019・2020」になるのか楽しみです!