【全米映画週末興行成績/TOP OF WEEK】
(9月28日~30日/10月1日発表)
「HOTEL TRANSYLVANIA」(初)
邦題:モンスター・ホテル
週末成績:42,522,194$
日本公開:公開中
先週末首位を飾ったのは、ソニー・ピクチャーのアニメーション映画「モンスター・ホテル」。
この時期には珍しく4,000万$を稼ぎ出し、それなりのヒットでスタートした。
過保護に育てられた118歳の若い(?)ドラキュラの女の子が、世界を旅する人間と恋におち、ホテルのオーナーでもある父親がアタフタするといった内容になっている。
父親のドラキュラをアダム・サンドラーが、娘をセレーナ・ゴメスがそれぞれ声を担当している。
同じソニーアニメの「くもりときどきミートボール」のオープニング成績と比較すると、1.5倍もの興行を得ることができた。
しかし、批評家にはあまりウケていない様子で、「くもり~」の半分ほどのしか好評価を得られていない。
ファミリー向けアニメでもあり、家族という普遍的なテーマを描いているが、賛同を得られていない結果は素直に喜べないだろう。
今後の落ち込み次第では「くもり~」を超えることは難しいと予想される。
そして先週末2位に輝いたのは、2,100万$でオープニングを終えた「LOOPER」。
「インセプション」や「バットマン3」で着実に実力をつけてきたジョセフ=ゴードン・レビット君が主演を務めたSFアクション映画である。
タイムマシンが開発されるも使用が禁止された近未来で、消したい標的を過去に送りんで「ルーパー」と呼ばれる暗殺者に殺しをさせている、といった舞台が物語の背景。
ルーパーとして依頼を遂行していたジョセフ君演じるジョーに、ある日送り込まれた標的は30年後の自分だったという、よくありそうだがユニークな物語。
30年後のジョーをブルース・ウィリスが演じる。
最近主演で作品数を増やしてきているジョセフ君だが、これからのハリウッドを牽引していく実力派スターとして大ヒット作品が欲しいところ。
1位の「モンスター・ホテル」に2倍以上も離された結果に終わったが、さすがジョセフ君が主演する映画、批評家からの評価はかなり上々。
予告みたけど、ちょいちょい雑いアクションが観られたような…それを超えた何かがあるのか。
日本では翌年2013年1月12日に劇場公開が決定された。
今週末は、リーアム・ニーソン主演の大ヒット無双アクション「96時間」の続編、「TAKEN 2(原題:未定)」が、前評判はかなり酷評されているが公開予定。
また、ティム・バートン監督で贈るストップ・モーション・アニメ「フランケン・ウィーニー」も劇場公開する。
【全国映画週末興行成績/TOP OF WEEK】
(9月29日~30日/10月1日発表)
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(4)
洋画の大作2本が劇場公開するも、踊るが首位を守りこれでV4達成。
今年日本の実写映画で週末首位を飾った作品の連続記録は、5週連続のドラえもん映画がある。
洋画大作が首位を取れなかった先週末、今週末公開の映画は大したものがないので、次のランキングも首位は十分ありえるのだろう。
ちなみに「バイオハザード5」は3週連続2位をキープ。
同時公開したアメリカでは今週末にもトップ10圏外に行きそうな勢いなのに、日本での人気の強さを証明している。
3位は新作「ボーン4」、公開日に観に行ったがそれなりに人が多くて、やはりボーンの人気を実感。
私は面白いとは全然感じなかったけどね。
4位はアメリカン版バトルロワイヤルと言われているけど全然そんなことなかった「ハンガー・ゲーム」がランクイン。
続編が期待できる一本になっている。
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↑先週末アメリカ2位の「LOOPER」。
SFものだから超能力バトルにいきそうな雰囲気があるが、全然楽しみな一本だ。