【報告】第6回くずし字勉強会 | 近畿聾史研究グループ

近畿聾史研究グループ

主として近畿地区(大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫)に居住する、聾唖者の歴史に関心のある人たちの集まりで、ほとんどが聾(聴覚障害者)である。

2022(令和4)年4月17日(日)午後1時から、大阪府立中央図書館中会議室で第6回目のくずし字勉強会を行った。参加者は6名であった。教材としたのは、石川倉次の懐中日記である。この日は明治31年11月15日から24日の分を読んだ。

この時期の内容としては、ベルの演説速記録の確認のため、小西校長が、伊沢修二やベルに面会したことが記録されている。速記記録を訂正して通信社にわたし、新聞掲載という予定だったらしい。そのほか、石川倉次の国字改良への情熱も書かれている。