近畿聾史研究グループ

近畿聾史研究グループ

主として近畿地区(大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫)に居住する、聾唖者の歴史に関心のある人たちの集まりで、ほとんどが聾(聴覚障害者)である。

 2025(令和7)年3月16日(日)、大阪府立中央図書館にて、第39回目のくずし字勉強会を行った。参加者は4名であった。
 この日は、石川倉次日記の明治31年9月13日から19日までを読んだ。
 内容としては、小西校長の帰国が間近であるため、歓迎会の準備が目立った。歓迎の唱歌の作詞作曲の計画の記載もあった。ほか、『帝国文学』『教育実験界』といった雑誌の名前もあった。私生活のほうでは、女中の交代もあったようである。
 

“研究発表者募集について”

 今度、2025(令和7)年9月21日(日)に第31回目の研究報告会を開催します。

 一昨年までは研究テーマを発表者にまかせる形でしたが、昨年は統一テーマを掲げ、そのテーマに則った研究発表を募集することとなりました。その結果、まとまったテーマで予稿の提出と発表があり、かなりの大好評でした。今年も昨年と同じ統一テーマを掲げ、研究発表を募ることとなりました。

 

 テーマ 戦前の聾唖団体・聾唖運動

 

 「戦前」というのは、明治、大正、そして昭和戦前の昭和20(1945)年までのことです。

 戦前の聾唖団体としては、日本聾唖技芸会、社団法人日本聾唖協会、その部会、または全国各地の盲唖学校・聾唖学校の同窓会、聾唖者の集団などが対象となります。

 

発表資格◆近畿聾史研究グループ正会員および購読会員。

     一般(非会員)の方は、まず近畿聾史研究グループ購読会員に

     入会していただくことが必須です。

 

予稿提出の締切日◆ 2025(令和7)年6月30日(月)

予稿の提出先  ◆編集部(担当:新谷)sin10112002★yahoo.co.jp

 ❶提出する時、★を@に変更の上、上記までメールをお願いします。

 ❷研究発表を希望される方は事務局まで連絡ください。予稿のテンプレートをお渡しします。

 ❸研究発表者(予稿提出者)の定員は5名。

 

 

 当グループの会員・購読会員の他、聾唖者の歴史に興味のある一般の方も参加できます。是非、ご参加ください。参加を希望される方は、事務局に「参加希望」のメール、又はFAXを送って下さい。個人研究のテーマや報告者は、正式決定の後「予稿集」を会員と購読会員の参加者各位に送付いたします。

 

 【概要】

日 時■2025(令和7)年9月21日(日)10時~17時

会 場■大阪府立中央図書館・大会議室(予定)

問合せ■参加申込先:事務局まで

  Email : Kgdh1117@yahoo.co.jp

  FAX  : 075-874-5288

参加費■決定次第、改めてアナウンスします

 

以上。

 

 2025(令和7)年3月9日(日)、大阪府立中央図書館にて、第22回目の輪読会を行った。参加者は4名であった。この日は第5号の20ページから50ページまで読んだ。

 内容は、まず、寄書があり、ここには、藤本敏文・三島邦三・三浦浩といった、重要人物の寄稿があった。それから、福島彦次郎の目黒文十郎に対する批判めいた文章もあった。

 ほか、文苑では、在校生の文章が多数掲載されていた。低学年の文章は、分かち書きが見受けられた。その他の生徒の文章は、学校外の生活を描写したものが多かった。