近畿聾史研究グループ

近畿聾史研究グループ

主として近畿地区(大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫)に居住する、聾唖者の歴史に関心のある人たちの集まりで、ほとんどが聾(聴覚障害者)である。

2024年6月30日(日)、京都市聴言センターで『聾唖学友会誌』第14回目の輪読会を行った。参加者は3名であった。

 この日は、第4号の5ページから18ページまで進めた。この期間は名誉会員の大阪市立盲唖学校教員による投稿が中心であった。目黒文十郎、松谷富吉、稲村勝などの投稿はいずれも内容が聾唖教育についてであった。特に松谷は聾者と聾唖者を混合するな、両者は心理的に異同し、教育方法も差異あること、また、聾者に対し聾唖者は三浦浩、岡藤園の両名をはじめ、京都盲唖院卒業にして元下関盲唖学校教員の清水繁三郎は常者と変わらぬ文章を書いていたことなど、なかなか興味深い内容であった。

 

 

 

 

 2024(令和6)年9月23日(祝)に行われる第30回研究報告会について、諸般の事情により、締切日と予稿提出先を変更いたします。予稿提出を準備されている方は、十分に気をつけてください。
 

(1)予稿提出の締切日 6月30日(日) →

  2024(令和6)年7月10日(水)に延期。

(2)予稿の提出先 

  編集部 sin10112002★yahoo.co.jp

   メールを送るときは★を@に変更して送信をお願いします。

 

 ※研究発表を希望される方は事務局まで連絡ください。予稿のテンプレートをお渡しします。

 ※研究発表者(予稿提出者)の定員は5名。

   ※研究発表する場合、「予稿」を提出していただくことになります。

 「予稿」なしでの発表は認められませんので、ご了承ください。

 

 

 2024年6月16日、大阪府立中央図書館で第31回目のくずし字勉強会を行った。参加者は4名であった。

 この日読んだのは、定例会の影響で開始時間が遅くなったこともあり、石川倉次日記の8月6日から8日までの期間であった。この期間では嘉納治五郎を訪ねた時に武居保と初めて面会した内容の記事などがあった。