2024年6月30日(日)、京都市聴言センターで『聾唖学友会誌』第14回目の輪読会を行った。参加者は3名であった。
この日は、第4号の5ページから18ページまで進めた。この期間は名誉会員の大阪市立盲唖学校教員による投稿が中心であった。目黒文十郎、松谷富吉、稲村勝などの投稿はいずれも内容が聾唖教育についてであった。特に松谷は聾者と聾唖者を混合するな、両者は心理的に異同し、教育方法も差異あること、また、聾者に対し聾唖者は三浦浩、岡藤園の両名をはじめ、京都盲唖院卒業にして元下関盲唖学校教員の清水繁三郎は常者と変わらぬ文章を書いていたことなど、なかなか興味深い内容であった。