最初に;

 

いままでずっと明示してなかったんですけど、ボクって岐阜県岐阜市に住んでます。

 

LINE BLOG 時代から何となく始めたブログ、特に「ボクは岐阜に住んでます。」ってことさらアピールする機会もないだろう…って当初は思ってました。

 

でも、ブログでネタにする範囲が広がりまして、いつかは発表かな~って思ってた時にこの話題で書こうと思い公表しようと思った訳です。

 

いままで伏せててごめんなさい。

 

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という事で今回は地元ネタを。

 

ご存じの通り、岐阜市の南には愛知県名古屋市があります。

岐阜市からはJRと名鉄がつないでいて20分ほどで到着します。

 

とても便利です。便利過ぎるくらいです。でもそうなると何が起こるでしょうか?

 

岐阜市の名古屋市に対する依存性が高まるんです。

 

「依存性が高まる」なんてしれっと書いちゃいましたが口さがない方々の言葉を借りますれば「岐阜市は名古屋の植民地になってまっとる」って事なんです。

 

それに至った原因はいろいろあるでしょう。

 

人口に基づく都市規模の差異

 

新幹線の駅があるかないか(一応、岐阜県には岐阜羽島駅ってのがあるんですけど…)

 

歴史的に言うならば、尾張徳川家の城下町だった名古屋市 vs 三万石にも満たない大名の領地の加納(一応、中山道の宿場町でもありますが)+ 尾張徳川家の領地であった川原町(長良川水系の要所でお代官様が治めてました)だった岐阜市みたいな格式的なもの

 

等々

 

しかし、一番の原因はJRと名鉄による名古屋早達合戦の結果である「20,30分で名古屋へ行ける」距離感覚でしょう。

 

例えば岐阜 - 名古屋間が45とか50分くらいの所要時間だったら、仕事も遊びも「まぁ、岐阜市内で済ましとくか」の思いが先走り、その結果、岐阜市が自己完結可能な街として機能して岐阜市のアイデンティティも確保できてたと思うんです。

 

しかし20,30分で名古屋へ行けるなら繁華街の規模が大きい名古屋へ行っちゃいますよね。

 

そして商業的な自己完結が困難になってきた岐阜市に課せられたお役目は「名古屋のベッドタウン化」でしょう。前述通り、20,30分で名古屋へ行けるのであれば「岐阜市在住の名古屋勤め人」が大量生産されるのです。

 

おそらくそういった人々は週末は定期券片手に名古屋へ遊びに行くでしょう。名古屋近郊都市や市内の住宅地域から中心部のオフィス街へ通っている(これまた定期券持ってる)友達同士で名古屋の繁華街に集合するんでしょう。

 

このような傾向。聞くところによるとこうした百万人都市集中(or 依存)傾向は岐阜名古屋の関係だけではないみたいです。

 

例えば(山梨県)甲府市民さんの中には週末は(スーパーあずさに乗って)新宿へ遊びに行く人も多いらしいです。

さらに聞いた話によると、(長野県)松本市民さんも新宿参り傾向が出てるみたいなんです。

 

地方都市の自立性、それに基づく個性が危険水域に達しているんです。

 

もちろん、岐阜市も手をこまねいている訳ではありません。いろいろな方策を打ち出しています。

 

この件に関しては、ボクが住んでる場所バラシてなかった時期にこんなお題で書いてます。

 

 

(もう繁華街名も出しちゃいますが)柳ケ瀬に建った多目的高層マンション。それは柳ケ瀬再興を目論んだ再開発計画の一環なんでしょう。であるならば、住民はそのマンションの近辺近隣である程度の経済活動(消費とか雇用とか)を賄わなければなりません。自己完結ができるエリアでなければなりません。広範囲なマンション周りが独立した経済単位になるわけです。

実際、そのマンションの入居者募集チラシには(名古屋市への玄関口となるであろう)岐阜駅への所要時間を目立つように記載してありません。そうした記載は名古屋市に対しての依存関係を構築助長することになり、当初のマンション建設動機と相反するかもしれないのです。

 

 

このマンションに上記通りの思いが込められているのであれば、岐阜市は柳ケ瀬を中核として stand alone で名古屋市への経済的商業的な依存を極力希釈化して岐阜市なりの個性を打ち出せてゆくことでしょう。

 

ボクもこのマンション内にあるトレーニングルームへ週二回通っています。

 

わが街岐阜市の今後の健闘を期待いたします。

 

追伸:岐阜市の市章です。

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