ボクが住んでいる街も段々と高層化してまいりまして。今年の3月になんと、35階建ての高層マンションがお目見えいたしました。
戦前からの、昔からの繁華街も様変わりして、最近では居住空間との隣接も図られる。そんな街づくり再開発が進められています。
その高層マンションも地域住民や従来からの商店街との融和を図り、1階2階は飲食店を中心とした商業施設。そして3階4階は地域の人々の健康増進や子育てを支援する市の施設や窓口が設けられています。
従来型の繁華街に新たなる需要と可能性を求める街づくりとして官民ともに注目してるプロジェクトです。
3階の施設は、このブログでボクが書いたお題がありますので参考までに。
はなし元に戻すんですけど、
この街に生まれ育ったボクとしてはこの高層マンション竣工とそれがもたらす経済効果をはじめとする恩恵は郷土の快挙でありますので、ほかの土地の人にも話したいと思い、隣県の大都市に住む会社の同僚にお話ししました。
ひととおりボクの話を聞いた後、そいつが言うには「そのマンションの入居者募集チラシさぁ『駅から何分の好立地』とか書いてある?」でした。
ボクも大まかにしか見てないんですが、特にそのようなことは書いてなかったので「ないよ。」と回答しました。さらに理由を尋ねたんですが、そいつの回答はボクにとっては「なるほど」と思わせる的を得たものでした。以下はそいつのお言葉~
それでいいんだよ。おまえ(ボク)が言うように、その多目的高層マンションはおまえの街の繁華街の再興を目論んだ再開発計画の一環なんだろ。であるならば、住民はそのマンションの近辺近隣である程度の経済活動(消費とか雇用とか)を賄わなければならない。広範囲なマンション周りが独立した経済単位になるわけだ。
であるのに、もしもそのマンションの入居者募集チラシに(隣県大都市への玄関口となるであろう)駅への所要時間を目立つように記載したならば、その大都市に対しての依存関係を構築することになり、当初のマンション建設動機と相反するんじゃないの。
その通りだと思います。従来の繁華街復興のための再開発の一環がそのマンションであるならば、「○○駅まで何分」表示で隣県の大都市へのアクセスが強調されるならば、ボクの街の繁華街、のみならずボクの住んでいる街そのものがその大都市の植民地になってしまう。
そのような事はあってなならないことであり、ボクにとっては許されざることです。
ボクは自宅住まいですから今更マンションのチラシなんて興味ありません。手に取る時はといえば、工事現場を通り過ぎる時にフェンスについているチラシ入れに数枚入ってる時くらいです。注意して見るのはモデルルームの床面積と価格くらいかな。
しかし、このような再開発計画によって建設されたマンションの近隣地域における位置付け。それを入居者募集チラシに盛り込むとなると、そうした微細な箇所まで気を使わなければならないのかな…
って思いました。