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気にするほどじゃないけれど

気にするほどじゃないけれど、気になるものは気になるんです!そんな気になるモノ・コトを紹介します。

「大回り乗車」をご存知でしょうか。「JRの指定区間内」で「目的地への経路が複数あった場合」は、そのうちのどの経路を通っても最安の運賃が適用される決まりがあるのですが、それを利用して電車に長距離乗り続ける遊びです。詳しくはwikipediaの該当項目を見てもらうとして、お金が無い時でも気軽に旅行気分が味わえるものとして人気があるそうです。暇だったのでやってみました。
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間もなく喜寿を迎えるというおじさん、いや年齢的にはおじいさんか。物静かで積極的にお話をされない感じだが、近寄りがたい雰囲気は全くない。僕が乗車中に偶然「大回り乗車の達人」に出会いました。親切な方で、僕みたいな人に色々と大回り乗車の魅力を教えてくれました。そのお話を僕の体験も交えて紹介します。

1.遠くに移動する楽しさ

おじさん曰く、大回り乗車は気軽に遠出ができるのが楽しいとのこと。僕が今回巡ったルートを見てもわかりますが、普通なら距離30kmの移動で済む場所でも、400km以上乗車する事が可能です。電車移動が好きな人にはたまらないでしょうね。おじさんは高齢で長時間の乗車は厳しいとの事でしたが、ルートによって距離の調整が可能というのも魅力のひとつでしょうね。

より大きな地図で 大回り乗車 を表示
京都、滋賀、三重、奈良、和歌山、大阪、兵庫。百数十円だけで2府5県移動できるのは大回り乗車だけ


2.車窓が楽しい

「大都市近郊区間」というアーバンな響きを感じる制度ですが、実際は山の奥の方を通過する路線も含まれています。普段都会に住んでいても、百数十円で大自然を感じることができるのです。また、経路によっては大阪城や京都東寺の五重塔を見ることも可能です。遠くから眺める程度ですが…。
関西本線の柘植~加茂間のどこか。こんな遠くに来ても200円以内で済む


3.本が読み進む
これは僕が気づいた点なのですが、本が読み進みます。今回は比較的短い行程でしたが、それでも13時間程度の乗車です。車窓を眺めるのも楽しいのですが、数時間同じような風景が続くので正直飽きます。だから本を読むのですが、自宅で読んでいるときと違ってテレビやラジオがないため、集中して読むことができます。3冊ほど持ってきた本を読破してしまいました。勝間和代さんが一日3冊本を読めと言っていましたが、大回り乗車すれば可能ということがわかりました。
$気にするほどじゃないけれど空いた電車で本を読む僕。サマになっているカッコいい


4.人間観察
朝から晩までずっと移動しているので、いろんな人を観察できます。朝の京都のサラリーマン、昼前から学校をサボる滋賀県の高校生カップル、という具合。関西本線の閑散区間でもスーツ着た人が多くて驚いたり、和歌山県の高校生の間でもモンハン流行っているのを確認できたり、新しい発見が多くて楽しいです。地域によって方言など違うのが結構おもしろいです。それと高校生の若々しさがどこも変わりなく良いですね。誰と誰が恋してるとか、受験で悩んだりとか。僕も(灰色の)高校時代を思いだし、涙を禁じ得ません。
$気にするほどじゃないけれどスニーカーの高校生カップル。午前11時くらいだったので多分学校サボっている感じ。でもそれが良い


大回り乗車を象徴するような、おじさんの印象的なお言葉「長く乗っているのはしんどいけど、楽しいからやめられへんねん」。僕が思ったのは大回り乗車と人生は同じという事。おじさんの経歴を聞くと、波乱万丈の人生だったそうです。現役時代、仕事相手を騙したり、あるいは騙されたり、敵だらけの仕事人生。未だにそれが尾を引いていて、僕にも名前や素性を明かす事が出来ないほど。そんな中でも信頼できる人、信用のおける仲間がいた。それを支えに仕事を全うできたそうです。定年後、悠々自適な生活の中でも刺激を求めて大回りをする日々。大回り乗車でも乗り換えがうまく行かなかったり、間違った方向に進んでしまったり、困難は多いのですが、それを忘れさせてくれる楽しさが待っているから乗り続けるのだそうです。

人生のダイナミクスを感じられない現代、大回り乗車オススメっすよ!!


●「不味いと思って食ってた?心配するよな。俺だって不味いよ」
お伝えすることとは…、実は僕、牡蠣が苦手なのです。今回は牡蠣の不味さを我慢して、牡蠣嫌いを治すためにオイスターバーにやってきました。

食わず嫌いというわけではありません。牡蠣の美味しさは認識しています。たしかに牡蠣には旨み成分がふんだんに含まれており、その味に魅了される気持ちはわからなくもないです。独特の食感が好きな人もいるでしょうし、海の香りに心ときめく人の気持ちも汲みたいところではあります。

しかし、それら牡蠣の美点をどんなに脳内でウマさとして処理しようとしても、僕の味覚のプリミティブな部分が完全否定します。前ページの太字の部分を下のように変換してみてください。
「プルプルの身」→「ぐにゃぐにゃした物体」
「海の香り」→「泳ぎ疲れた時の海辺の臭い」
「貝の旨み」→「苦味の気色悪さ」

今までも、牡蠣嫌いを治そうとして半年に一度くらい試しに食べてみてはいます。しかし何度食べても不味い。試すたび、お酒で無理やり嚥下させていました。
$気にするほどじゃないけれど
半年前の僕「食べられない牡蠣を食べてみるのも…」
$気にするほどじゃないけれど
「マズーイ!!」

今まではスーパーで買ってきた惣菜のカキフライで勝負してきましたが、今回は専門店です。多少は美味しいと思えるはず。コースの料理も本気度を増してきます。

$気にするほどじゃないけれど
続いて牡蠣のスープです。固くならない程度に煮こまれた牡蠣の身が入っています。スープを一口飲むと、鼻腔いっぱいに牡蠣の臭いが充満します。貝特有の苦味も口の中で暴れ回ります。耐えられません!

と、すごくネガティブに書いていますが、苦手でなければこれほど素晴らしい料理はありません。スープに牡蠣の濃厚な出汁が十分に出ていて、香りも飛んでいない。牡蠣の身は柔らかさを保ち、瑞々しい。この日は同行者がおり、意見を求めたところ、「私も牡蠣は得意ではなかったが、今日の料理はとても美味しい」とのことでした。そう、本来美味しいものなのです。これほどの料理に対して駄々っ子のように否定的な振舞を見せる僕の味覚。ゆとり世代の旗手を担えるほどの甘え体質といったところでしょうか。

$気にするほどじゃないけれど
最後に現れた御大「牡蠣のステーキ」。まず写真を見てください。どうですか、このカキ殻の威圧感。ふてぶてしいですね~。そして添え物の温野菜。ゴーヤ、ナス、チンゲン菜、パプリカ各色。子供が嫌いな食べ物ばかりです。これ、好き嫌いのある子供が見たら泣き出すと思います。

$気にするほどじゃないけれど
実食すると、今までにも増して濃厚な牡蠣の味。オイスターソースで味に追い打ちをかけているのかと思わせるほどの濃さ。牡蠣から少しでも離れようと、ゴーヤやチンゲン菜に箸が行ってしまいます。ただ、野菜も牡蠣で味付けしているようで、同じ味がします。頑張って笑顔でいようとしても顔がひきつってしまうほど。逃げ道を絶たれてもなお牡蠣を嫌悪し続ける僕の味覚は逆に凄いと思います。

$気にするほどじゃないけれど-ひきつった笑顔_02
※顔の筋肉だけで笑顔作ってます


●To Oysters Around the World,Thank You for Your badness.
我慢し続けて約2時間、なんとか完食しました。牡蠣を食べるたび、今までの自分を越えられないと感じます。まだ僕は子供だな、と。そういえば牡蠣は「大人の味」とも言われています。牡蠣の苦味、臭み、食感を克服しなければ、その美味しさに到達できません。食べるたびに味覚という困難に立ち向かい、不味さを曲解すべく試行錯誤を続け、克己心を奮わせてはじめて勝ち取る味わい。だから「大人の味」と言われているのでしょう。僕も一人前の大人になるには強い克己心を養わなければなりません。


さんざん我慢した後で導き出した結論が「我慢が足りない」。大人になるって大変だなぁ…
一般に牡蠣は美味しい食べ物と言われています。海のミルクとも呼ばれるこの食品、好きな人には大層魅力的なものなのだとか。僕はあまり牡蠣を食べないのですが、今日は思い切っていっぱい食べてみます。


●「牡蠣好きと思わねーでグルメリポートやるわけねーだろ」
牡蠣を専門に扱うお店があるそうです。オイスターバーというんですね、知りませんでした。今日はそこで本格的な牡蠣料理をたらふくいただきます。牡蠣好きの人がよく主張するその魅力は…

白くてプルプルした身
海のミネラルをたっぷり含んだ香り
旨味がぎゅっと詰まった味


とのこと。今回利用したのは大阪梅田にあるオイスターバー「GUMBO & OYSTERBAR」さん(http://www.oysterbar.co.jp/)。期間限定の岩牡蠣コースをいただきました。コース内容はこちら。

生の岩牡蠣
サラダ
牡蠣のカルパッチョ
カキフライ
牡蠣スープ
ガーリックトースト
牡蠣と夏野菜のスパゲティ
岩牡蠣ステーキ
シャーベット


まさに牡蠣づくし。サラダとシャーベット以外には牡蠣が入っています。牡蠣好きであれば盆と正月が一緒に来たようなご馳走と大喜びする事請け合いです。

$気にするほどじゃないけれど-生牡蠣_02
順を追って紹介しましょう。まず最初に生牡蠣です。初っ端から生牡蠣を持ってくるあたり、専門店らしい演出力を感じます。プルプルの白い身。見た目で圧倒されます。その身をゆっくりと口にほおばると、潮の香りがぱぁっと広がります。噛むごとに深く感じられる貝の味わい。これは凄い…、好きな人にはたまらないでしょうね!

$気にするほどじゃないけれど
新鮮なトマトやニンニクが添えられた牡蠣のカルパッチョも印象的です。牡蠣の香りがニンニクによってより強く感じられます。トマトの酸味も牡蠣の旨味にアクセントを加えてくれます。主役の牡蠣がダイニングという舞台で大盛り上がりといったところでしょうか。観客席にいる僕は唖然とするばかりです。

$気にするほどじゃないけれど
おなじみカキフライ。カリカリの衣の中にはフワフワの牡蠣身。一口噛じるとジュワッと出てくる牡蠣の香りと旨み。どんな食材でも美味しく変化させる油で揚げてもなお主張する牡蠣の存在感。涙を禁じえないほどの感動に包まれます。

と、ここまで書いた時点でひとつお伝えすることがあります。

<<その2に続きます
人間の極限に挑戦する究極の競技「エクストリームスポーツ」。心身共にイジメ抜くこの競技を僕も始めたいと思います。

●手が届きそうなエクストリームスポーツとは何か
エクストリームスキーやエクストリームバイクは有名ですが、運動出来る人じゃないと楽しめません。僕みたいに鈍臭い人はダメです。でも諦められない。そこで調べてみると、エクストリームアイロンとか、エクストリーム睡眠とか、僕でもできそうな競技もあるそうです。そこで今回は、僕なりのエクストリームスポーツの確立を目指します。

デイリーポータルZで紹介されたエクストリームスポーツをまとめてみました。どうも衣食住に関わる事が多いような気がします。僕も以前にエクストリームぼた餅エクストリームクリームソーダしていたので、衣食住のような身近なものをエクストリームしたい気持ちがわかります。今回も食に関わるものをやってみたら面白いかもしれません。と、いうことで…

コンビニの駐車場にて。仕事の都合で外を回る事の多い僕は、コンビニで食事を済ます事が多いです。いつもは車のなかで食事するのですが、狭い車内では落ち着きません。そこで…

$気にするほどじゃないけれど
ただの駐車場が…

$気にするほどじゃないけれど
ダイニングに!!

ダイニング空間そのものを持ち運んでみました。どうです?これなら落ち着いてご飯食べられるでしょう?という、「エクストリームダイニング」。どこまでいけるか、他の場所にも行ってみましょう。

●自然空間のダイニングは違和感ない
京都の代表的観光地、嵐山。自然や庭園、タレントショップや猿山まである複合観光スポットです。魅力いっぱいのエリアですが、嵐山を肌で感じながら食事できる場所はあまりありません。特に渡月橋を見ながらオシャレに食事できるところはかなり限られます。まずは河川敷でダイニングしてみましょう。

$気にするほどじゃないけれど
平和な大堰川のほとりに…

$気にするほどじゃないけれど
エクストリームアスリートが登場

これは気持ち良い!外での食事はそれだけで素晴らしい調味料になります。後ろの修学旅行生が遠くから僕を指差して笑っています。マイ・ダイニングがうらやましいのでしょうか?イスと机を運ぶのが大変だったので(駐車場から約1km地点)、ある意味「スポーツ」としては楽しめましたが、もっと刺激が欲しいところ。場所を変えます。
$気にするほどじゃないけれど


人工物がある場所はどうでしょうか?続いて駅でダイニングします。
※車内で物を食べたりテーブルを広げたりするのはやめましょう
$気にするほどじゃないけれど

渓谷にある秘境駅での食事。川の風に吹かれながらさわやかに食事する姿は我ながらカッコいいです。もう少し人里に近い駅でもダイニングしてます。

$気にするほどじゃないけれど

お腹空いていたので駅前で買ってきたカレーを食べてます。テーブルにイス、食器、食事。これだけあるとその場がかなりダイニングになりますね。
ただ、電車が来たらどうしようという不安感に苛まれます。危ないし、ちょっと恥ずかしいし。そんな事思っているので食事を楽しむ余裕がありません。そこで悠然とするのがエクストリームスポーツというものなのでしょうが、もうちょっと安全な場所がいいです。例えば街の中とか。

●街中のエクストリーム感は半端ない(羞恥心という意味で)
人口140万人を抱える大都市京都。この街の真ん中でダイニングしたら安全でしょう。危険があっても誰かが見てます。警察に通報してくれて、僕の安全は確保されます。さらなるエクストリーム感を味わうべく、僕のフィールドに向かいました。
$気にするほどじゃないけれど

エクストリーム感は今までで最高。車両との事故に合うかもしれない場所、人の目線が刺さる痛み、職務質問に合うかもしれない不安感。いろんな意味で危険です。自分で勝手にやってて言うのも何ですが、僕を見て笑う通行人の態度はダメージ大きいです。まだまだアスリートとしての修行が足りないみたいですね…。

ここまでやった時点で気づいたこととして、
・テーブルやイスなどを運ぶのが意外と大変。
・テーブルメイキングしてる時の人の目が特に辛い
・写真撮るのが大変(一人で完遂するのがエクストリームスポーツと勝手に決めた)
・スーツが暑い(テーブルマナーとして正装は基本)

以上の事が挙げられます。エクストリームスポーツは一見簡単そうに見えますが、やってみるとかなり大変。体力や知力は当然必要としても、綿密な準備を怠らぬ慎重さ、思った事を実行に移す大胆さ、異常事態への対応をする適応力。人間のありとあらゆる能力を総動員させなければ完遂できません。先人たちの偉業に敬意を表する他ありません。

●エクストリーム感を求めて自然回帰だ
と、その時、僕の目の前に山がそびえているではありませんか。登山家は言います。そこに山があるから登るのだ、と。僕も幾多の修羅場をくぐり抜けてきたエクストリームアスリートです。山があれば登るのがエチケットとばかりに登山開始。
$気にするほどじゃないけれど

先述のように荷物が多いので山登りは辛いです。そんなに高い山ではないのですが、テーブルにイス、三脚、食器などなどの負荷は厳しい。しかも近所の学生の憩いの場になっているらしく、彼らからの視線が痛い。僕よりだいぶ後輩であるこの年齢からの嘲笑はとくに堪えます。何度登頂を断念しようと思ったことか。そんな苦難を乗り越えて、ついに頂点へ到着です。
$気にするほどじゃないけれど

大文字をバックにエクストリームダイニング。この瞬間があるから頑張れるのです!頂点を極めた爽快な気分と、待ち構える下山への憂鬱。気持ちいいような気持ち悪いような複雑な気分で山頂でのダイニングです。

$気にするほどじゃないけれど

いずれにせよ、京都の街を征服した僕に怖いものなし。今後、どんな場所でも飯食える自信がつきました。エクストリームスポーツは偉大です!永久に不滅です!と、まとめたらキレイに終われると思うのですが、外にダイニング持ち出してもあんまり落ち着かないし、恥ずかしいし、メリットあまりありません。エクストリームスポーツの凄さはわかったのですが、とりあえずダイニングに関しては普通にファミレスとかで食事した方が良いみたいですよ!


$気にするほどじゃないけれど

今年の冬に別件で撮った写真。これを活かそうとして思いついた記事なのだが、突飛すぎて結局使えなかったのが残念だ。
$気にするほどじゃないけれど
毎年12月に神戸で行われている「神戸ルミナリエ」。僕はここ10年ほど関西に住んでいるのですが、一度も行った事がありません。行きたいのですが、まだ6月だし一緒に行ってくれる人もいません。だから今すぐ一人でその欲求を解消する方法を考えました。

●パチンコ屋さんのネオンサインに似てるらしい
ルミナリエに行ったことがある人から話を聞くと、それは「パチンコ屋さんのネオンサイン」に似ているとのことです。逆に言えば、国道沿いにある派手めなネオンサインを順に巡ればルミナリエ気分を味わえる、という事ではないでしょうか?夜、車で国道を走っていてネオンに目を遣る。すると、白い息、冷たい六甲颪、元町商店街の賑わい、港の潮風、…が感じられるということです。どんなに時間が経っても忘れてはいけない事があります。国道沿いのネオンを見るたびに思い出す事ができるよう、特に印象的なものを集めてみました。

今回は僕が夜ドライブしている時に気になった電飾看板を星取表で評価します。以下、評価項目を説明します。

その1:大きさ
電飾看板や店舗装飾の大きさ。大きければ大きいほど車から見て目立つ。
その2:明るさ
電飾の数の多さ、光量の大きさ。明るければ明るいほど高評価。
その3:派手さ
電飾の点滅具合。流れるようなアニメーションで評価が上がり、複雑さでさらに高評価。
※その他、気になる評価ポイントがあればその都度記す。

●盛大に気を吐くラーメン屋さん
実際に電飾看板を観察すると、意外とパチンコ屋さんのネオンは控えめです。晩になると閉店しますから、電飾の効果は落ちるとの判断でしょうか。一方で目立つのがラーメン屋さん。夜のドライブはお腹が空きますもんね。需要は高いものの、それ以上に供給が多いので、外観で差別化を図ろうとしているのでしょうか。点滅する電球を多用し、かつ大きくて派手な物が多いです。

天下一品
気にするほどじゃないけれど

大きさ ★★★☆☆
明るさ ★★★★☆
派手さ ★★★★☆
こってり度 ★★★★★


京都が世界に誇る中華そば専門店、天下一品(http://www.tenkaippin.co.jp/)です。東北から沖縄まで全国展開しています。それだけに店舗の雰囲気も場所によって様々。ただ国道沿いの店舗は派手ですね。京都らしさの微塵も感じさせません。ラーメン同様こってりした電飾が魅力です。

ラーメン横綱
気にするほどじゃないけれど

大きさ ★★★★★
明るさ ★★★★★
派手さ ★★★★★
圧倒感 ★★★★★ ★★…(規格外)


ラーメン横綱(http://www.4527.com/)は、昭和47年京都吉祥院で誕生した中華そば専門店です。現在、関西と東海を中心にチェーン展開をしています。オフィシャルサイトの店舗案内にも看板の写真がありますが、どの店も大きい。そして明るい!国道のランドマークとは横綱の事です。

ラーメン幸樹
気にするほどじゃないけれど

大きさ ★★☆☆☆
明るさ ★★★★☆
派手さ ★★★☆☆
フレッシュさ ★★★★☆


最近国道沿いに勢力を伸ばしつつある新進気鋭のラーメン屋、ラーメン幸樹(http://miki-dining.com/)です。ググってみると、一昨年くらいに開店した店のようです。新しいお店は多くの人に知ってもらうべく目立つ必要がありますから、電飾に気合入ってます。他ラーメン屋と比べるとそれほど大きくありませんが、そこはルーキーのフレッシュさでカバーと言ったところでしょうか。

ラーメン銀閣
気にするほどじゃないけれど

大きさ ★★☆☆☆
明るさ ★★★★☆
派手さ ★★★★☆
インディーズ度 ★★★★☆


国道1号線京都市内、横大路方面から南IC方面に北上する途中にあるラーメン屋さんです。他紹介しているラーメン屋さんと違い、1店舗のみのお店です。個人でされているお店と思われますが、国道沿いの宿命として、看板は派手です。ヴィジュアル系バンドブームの時のインディーズバンド的な頑張りが感じられて◎!!

国道沿いのラーメン屋さんが全てルミナリエ化されているかというとそうでもなく、例えば幸楽苑はシックに決めています。傾向として、味が濃くて豚骨臭がキツい京都ラーメンを提供する店が派手になりがちです。京都ラーメンのビビッドな味わいは看板にも表れているということでしょうか?

●堂々の存在感。知名度は全国区「スー玉」
ラーメン屋さん以外も頑張っています。まず目に付くのはスー玉ことスーパー玉出。商売のエキセントリックさが看板にも溢れ出ています。パチンコ屋さんより派手な看板出しているスーパーは恐らくここだけでしょう。
気にするほどじゃないけれど

スーパー玉出
大きさ ★★★☆☆
明るさ ★★★☆☆
派手さ ★★★★★
1円惣菜度 ★★★★★


新興勢力として注目したいのがマッサージ屋さん。国道沿いの空き店舗を利用して盛んに出店しています。前のテナントで普通の看板だったのがルミナリエ化されているので、違和感を感じるほどに目立ちます!
気にするほどじゃないけれど

りらく等
大きさ ★★★☆☆
明るさ ★★★★☆
派手さ ★★★★☆
出店の勢い度 ★★★★☆


●本日決定!ルミナリエ・オブ・ザ・イヤー
看板の大きさや電飾のギラギラ感、全てにおいてインパクトの強い「ラーメン横綱」が優勝でしょう!本店のインパクトは特に強烈で、夜中に前を通るとお祭り気分になれます。まさにルミナリエ。ラーメン横綱の店舗はほとんどの店が電飾化されており、東海・関西地区を明るく照らし続けています。今後、もっと派手に、しつこいくらいのインパクトを追求していって欲しいものですね。


●本来は祈念イベントらしい
そもそもルミナリエとは何ぞや?調べてみると、阪神淡路大震災の祈念イベントらしいです(http://www.kobe-luminarie.jp/)。神戸ルミナリエは12月ですが、国道沿いのルミナリエは一年中やってます。晩の帰宅時、夜のドライブ時、国道を走る時にそんなルミナリエたちを見つけたら、今回の震災の事を思い出してください。震災はすぐに終わりません。3年後、5年後、ずっと踏ん張り続けるのが重要だと思います。ドライブの帰りに募金をするとか、自分が出来ることは無いか考え続けるとか。阪神淡路の時も東日本の時も震災の被害に遭わなかった僕ですが、活気ある日本を取り戻せる事を祈って、国道の電飾の紹介し続けるつもりです。

ネットだと簡単に寄付が出来るみたいですよ!
日本赤十字社|寄付をしたい
http://www.jrc.or.jp/contribute/