地方に住んでると東京スカイツリーのようなランドマークが羨ましいです。でも足元を見直してみるとそれっぽいものがあるみたいです。「っぽいもの」ではなくて、そのものズバリと思い込むためにちょっと工作してみました。
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●地元のランドマーク「工場の煙突」
今、日本各地で高い建物が建設されています。東京スカイツリーやあべのハルカスなど、パッとしたイメージを抱かせるランドマークは魅力的です。地元の人の心の支えとして大きく機能していますよね。
翻って僕の地元である島田市はどうでしょうか?それほど大きい街ではありませんが、ひとつランドマークがあります。それは特種東海製紙の工場にある高い煙突です。旧社名にちなんだ「東海パルプの煙突」と呼ばれるその煙突は、地元の産業を支える頼もしい存在で、僕ら地元民の誇りです。でも単に煙突でしかないので、正直カッコよくないです。地元の誇りなんだから、もう少しかっこよくても良いのではないか?と思い、僕なりにプロデュースしてみることにしました。
●妖艶に輝くトタン煙突
煙突自体の装飾は無理ですから、自分で勝手に模型を作ることにしました。せっかく作るのですから、現状の煙突よりも派手なものが良いと思います。外に置いといても錆びにくいトタンにしましょう。僕は学生時代、技術家庭科の成績が10段階評価で3以上になった事がなかったので、出来ることはかなり制限されます。そして出来上がったのがこちら。
煙突にプラントを模した箱をくっつけてみました。小汚い鉄くずにしか見えませんが、心のキレイな人には煙突っぽく見えると思います。それにしてもシンプルすぎてつまらない。街のシンボルなんだからもっと装飾しないといけません。
プラント2倍の煙突4倍です。これなら街の象徴として恥ずかしくないでしょう。同じ煙突ランドマーク仲間である千住火力発電所の「お化け煙突」(現存せず)を模してみました。見る角度によって煙突の本数が変わるという不思議な建物です。これで地元に華を持たせる事が出来るかどうか?
●KEMURI NO NAI 煙突
汚い工作にもトタンの鈍い輝きは一種の頼もしさを与えてくれます。おばけ煙突化という工夫の助けもあり、ちょっとカッコ良く見えてきました。さらにもうひとつ工夫を凝らしてみましょう。煙を出します。煙突といえば優雅にたなびく煙旗ではないでしょうか?試しに火のついた線香を煙突に仕込んでみたのですが、そのくらいでは全くダメです。匂いは出てるのに。
煙と言えばドライアイスもイケそうです。ドライアイスを煙突にねじ込んでみると、ちょっとだけ煙が出てきました。僕としては苦労が結実した結果なので嬉しいのですが、見た目が変だし、他人の評価は低そうな気がします。今の時点で2いいね!ですしね。
結局僕の自己満足で終わってしまいましたが、地元に対する想い、尊ぶ気持ちをぶつける事が出来ました。僕は勝手に満足してます。皆さんも地元にある身近なランドマークに目を向けてみてはいかがでしょうか?トタンはいいですよ~!