育休中って、「時間があっていいね」と言われることがある。
たしかに仕事には行っていない。
家にいる時間は長い。
でも、その時間は私の時間じゃない。
12ヶ月の娘と過ごす毎日は、朝早くに起こされるところから始まる。
眠そうでグズグズする娘に対応して、一日がスタートする。
気づけば何でも口に入れる。
何でも触る。
危ないものから遠ざけて、転ばないように見守って、目を離せない。
相手はまだ言葉が通じない。
怒っても意味がないとわかっているから、何度でも同じことを止める。
眠いはずなのに眠らない。
寝かしつけに時間がかかって、やっと寝たと思ったら夜泣き。
少しだけ休もうと思ってソファに座る。
スマホを見ているだけなのに、「娘のためには良くないかな」と頭の片隅で後ろめたさを感じる。
後追いで、キッチンに立つことも難しい。
家事は思うように進まない。
それに加えて、夫からのスキンシップに応えること。
仕事を頑張って帰ってきた夫を労うこと。
散らかった部屋を見てため息をつく。
私が私のために使える時間はある。
でも、その時間は何かが回復するほど十分じゃない。
スマホを見る時間。
美容院に行く時間。
一人でぼーっとする時間。
何も考えなくていい時間。
そういうものが圧倒的に足りない。
毎日、「今日は何をしようかな」と考える時間はある。
でも、その選択肢はいつも娘を中心に回っている。
育休中は時間がある。
だけど、自由はない。
この矛盾を、今日も静かに抱えながら過ごしている。