先日のカフェのInstagramで紹介されていた本です。
図書館で、予約して読みました。
これが、なんとものすごく良いのです。文章が優しくてその上語っている内容が、
いちいち納得。
途中で何度も本を閉じて、味わいました。
こちらです。
図書館本なので、単行本です。文庫本も出ています。
最初、「古くてあたらしい仕事」とは?
なんだろう?昔からあるけど今も形を変えて続いている仕事?
「ハテ?」
読んでみたら、どうも昔の本を復刻したりする出版社『夏葉社』を立ち上げた話のようです。
でも、そればかりではなくて、誰かに届けたい言ってみれば手紙のような本を
つくりたいということで始められた、ひとり出版社です。
筆者の仕事観人生観が語られていて、とても共感できます。
誰に対してもフェアでいたいとか、本を単なる商品ではなくて思いを届ける手紙の
ような存在にしたいとか。
私はずっと読書好きではあったのですが、なぜ自分が本が好きか本屋が好きかということに
明快な答えは持っていませんでした。
この本で、その答えを知りました。
謎が解けました。
これからは、意識を持って読書しようとあらためて誓ったところです。
是非読んでみてください。
私も、この本は本屋さんで買って、読み直そうと思います。
良い本です。