先日、研究科のレッスンを指定教室にて受講してきました。
お題は「ボケーⅢ」(ボケーホルダー) ということで、
ボケー(ブーケ)のホルダーから作るというレッスンです。
ブーケホルダーというものは、どうもヴェルサイユの時代あたりからあるらしく、
当時の姫様たちは、パーティの時など小さな花束(ブーケ)を持って参加していたようなのです。
その小さなブーケはいわば臭い消しの用途としていたのですが、手に直接持つと葉とか花で
手が汚れるということで、ホルダーに入れて持っていたようです。
ということで、その「ブーケホルダー」というものを作ってみようと、研究科では
受け筒といういけばなで使用する細い漏斗状の器を使って、作ってみました。
できたものは、こちらです。
一応、自立します。
受け筒に、地巻きのリースワイヤーをぐるぐる巻き、銀と金のリースワイヤーで
飾りをつけました。
このブーケホルダーに小さなブーケを作って飾ります。
ブーケがちょっと大きいので、壁に持たせかけて無理やり立たせています
足元に、コンクリとタイルのかけらを置いて自立させています。
この青いタイルのかけら、実は由緒正しいタイルなんです。
マミフラワーの以前の校舎の部分なんですが、なんとデザインは
あの岡本太郎さんなんですね。
岡本太郎さんは大阪万博で「太陽の塔」を作った方です。
マミフラワーの創始者であるマミ川崎さんが、岡本太郎さんに依頼してデザイン
してもらった校舎だったのですが、老朽化のためやむなく壊すことになり、カケラを
関係の方々にお配りしたのだそうです。
そのカケラを戸塚指定教室の細田先生がお持ちだったのですね。
青いタイルがとても美しいです。
ブーケの材料ですが、
・プロテア
・シルバーブロニア
・スカビオザ
・ユーカリ
・アゲラタム
・クリスパム
なんとなく、雰囲気のあるブーケになりました
そもそもの、臭い消しの用途はユーカリが担ってくれました。
とっても満足の研究科レッスンでした。