神君、鶏に救われる・満光寺 | 心のままに

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青龍山・満光寺・・愛知県新城市下吉田田中140

元々は天台宗のお寺として建立されたものの、一度戦火で焼失し、その後曹洞宗のお寺として再興された奥三河七観音霊場の五番寺。

まずは近くの道の駅「鳳来三河三国」へ

 

こんな案内板がありました。(これも大河ドラマの影響でしょう)

 

それでは満光寺へ。

 

 

 

 

このお寺にも徳川家康が命拾いしたという話が残っています。

 

家康が若い頃、三方ヶ原の戦いで大敗し、武田軍に追われて逃走中ここに宿をとった時「明朝、一番鶏が鳴いたら起こしてくれ」と住職に頼み床につきました。

ところが、その日に限って夜中に一番鶏が鳴きました。住職は不思議に思いながらも家康一行を起こし、家康は礼を述べながら満光寺を後にした暫く後に、寺は武田軍に取り囲まれましたが、すでに家康は遠くへ逃げており命拾いをしました。

家康はその恩に報いるため、満光寺に寺領三石の黒印状を与え、その後も家光から寺領二十石が与えられた。

 

以上、冬に行ったときの写真です。

庭園や鶏は、4月以降の土、日、祭日しか見られないので、

以下はネットから拝借。

 

満光寺では、今も「小国」という立派な鶏を見ることができます。

当時の子孫が命を繋げているようです。(平安時代の遣唐使が連れて帰った鶏の子孫という説もある)

 

このお寺は庭園も素晴らしく、山門は新城市、庭園は愛知県の指定文化財にそれぞれ選ばれています。

背景にある山の地形を活かし、書院庭園(北庭)と庫裡庭園(東庭)の二庭から成り、文化財としての指定面積は1,143㎡。