甦った ネオ・バロック | 心のままに

心のままに

ゆっくり、のんびり、思い出づくり

「名古屋市市政資料館」・・名古屋市中区三の丸三丁目1番1

大正11年に当時の名古屋控訴院、地方裁判所、区裁判所として建設され、外観は赤い煉瓦と白い花崗岩、緑の銅版、スレートの黒を組み合わせた荘重で華やかなネオ・バロック様式です。

(全国に8つ建設された控訴院の内、 現存するのは名古屋市と札幌市だけ)

昭和59年に国の重要文化財の指定を受け、平成元年には「名古屋市市政資料館」として整備、再生され、市の公文書館として市政に関する資料等を保存・公開中です。

※ネオ・バロック様式・・19世紀半ば、フランス・ナポレオン三世の第二帝政において始まった左右対称の外観や、豪華絢爛な装飾が特徴

※入館料、駐車料が要らない重要文化財は全国でも珍しい。

※ここはTVや映画のロケ現場となることも多く、最近はNHK朝の連続ドラマ「虎に翼」でもロケ地として使われたそうですね。

(他に旧市庁舎内や鶴舞公園でも撮影があったようです)

 

 

正面車寄せ上の紋章

 

公正な裁判を意味する「神鏡と神剣」 の 装飾

 

正面入り口から見ると、1階から2階、2階から3階 へと上る階段が見える

この2つの階段が一番ロケ地として有名では?

 

中へ入ると・・

 

天井のステンドグラスと階段上のステンドグラス

※元裁判所だったので、公正な裁判を象徴する天秤がモチーフ

 

吹き抜けの中央階段室

手摺りは天然大理石(アンモナイトなどの化石も見られる)

 

会議室(当時のままに復元・・館内で一番格調高い部屋)

 

司法展示・・法廷(明治憲法下)と(現憲法下)の再現

 

 

天井のステンドグラス

 

戦前の弁護士の法服と法冠(これは本物)

 

廊下

展示物も多い・・これは大正時代に発行された六法全書

 

1階の留置場と独房(他に雑居房もある)

 

 

第二号法廷は喫茶室になっている

※コーヒーが300円など、どれも安価(サンドイッチが人気)

 

名古屋市市政資料館だから、名古屋市の歴史が分かる展示も多い

 

帰る頃には団体の見学者がたくさん

大河ドラマの影響も大きいけど、朝ドラの影響も大きいね!

 

今はロケ中の様子や主役の寅子を演じる伊藤沙莉さんたちのサインも展示されています