百合 | 心のままに

心のままに

ゆっくり、のんびり、思い出づくり

名古屋市千種(ちくさ)区にある千種公園は、季節に応じた花や木々の緑が多く、テニスコートや野球場などのスポーツ施設もあり、住宅街のオアシス的な公園です。

公園の一角には16種類の百合の球根が約1万球植えられ、毎年5月下旬から6月中旬ころまで色とりどりの花を咲かせ、たくさんの人が訪れます(入園料などは要りません)

※千種公園・・名古屋市千種区若水1丁目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道の辺の 草深百合の 花笑みに 

 

笑みしがからに 妻と言ふべしや

 

       詠み人しらず(万葉集)巻7-1257

 

〈意味〉

道端の草深い中に咲く百合の花の、その蕾がほころぶように、私がちらっとほほ笑んだだけで、もうあなたの妻と決まったようにおっしゃってよいものでしょうか。

 

ある日、男性からプロポーズされた女性、彼は彼女のタイプではなかったようで、この歌でやんわりと断っています。

愛嬌のよい女性は皆から好意をもたれますが、微笑みも単なる愛想笑いだけのこともありますよね。

微笑んでくれたのは、自分に好意を持っているからだと勘違いされませんように。