南極博物館・ふじ | 心のままに

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「ふじ」「宗谷」の後、極地用の本格的な砕氷艦として昭和40年に建造され、昭和58年まで働き、後は南極観測に関する博物館として名古屋港ガーデン埠頭に永久係留され、1985年8月から一般公開されています。

開館して40年近く、多くの人に南極への興味と夢与えてくれました。

 

すぐ横にある「ふじの広場」には「ふじ」の主錨やプロペラなどが展示されています。

 

 

南極犬タロ、ジロの銅像

昭和33年、第1次南極観測越冬隊のそり犬として活躍した樺太犬15頭の内、第2次隊の越冬中止を経て、昭和34年、第3次越冬隊到着時までの1年あまりを奇跡的に生き残った2頭でした。

あの時は日本中が驚き感動しましたね。

「南極物語」として映画にもなりました。

 

船内を見学すると、乗船証明書を頂けます。(これは2016年の物、新しいのはどこへ行った?)

 

さっそく中へ・・入ってすぐにあるのは食堂と厨房

 

 

最近の観測船と比べると、天井も低く、通路はあまり広くありません。(2代目「しらせ」を見学したことは後日記事にします)

 

操舵装置やレーダー、監視用テレビなどがあり、船の中枢部でブリッジと呼ばれている所。

 

他には散髪室、医務室(実際、虫垂炎の手術も行われた事がある)、各階級の寝室などがある。(網入りガラス越しで見難くてすみません)

 

 

 

 

2Fは南極博物館になっています(展示はかなり充実しています)

わが国初の雪上車・・第1次隊~第5次隊(昭和31年~36年)までの観測隊に使用された。

 

スノーモ―ビル

第29次隊~38次隊(昭和62年~平成8年)で使用された。

 

木製そり

南極で約10年間、昭和基地から内陸基地(ドームふじ基地、みずほ基地)などへ物資輸送をした。

 

南極大陸の氷(左・南極の氷、右・日本の氷)

※南極の氷は、大陸に積もった雪が圧力で固められたものなので、氷の中に気泡が入っていて白っぽくなり透明にはならない。

※以前「しらせ」を見学したときに、南極の氷を実際に触ってみました。約3万年前に閉じ込められた南極の空気が弾け出て、パチパチと小さな音を立てながら手の平に当たります。

 

船内で発行されていた新聞

 

物資輸送に活躍したヘリコプター。

第7次隊から15次隊(昭和40年~48年)までの9回にわたってふじに乗せられ、主に昭和基地へ資機材約2,000トンを空輸するなど活躍をした。