開田高原の次に寄った所は「寝覚めの床」・・長野県木曽郡上松町寝覚
ここには全国にいくつかある浦島太郎伝説の1つがあります。
※浦島太郎が竜宮城から帰った後、諸国を旅する内にこの地が気に入り住み着いたといわれた所。
太郎は地元の人と話をしている時に、乙姫様から貰った玉手箱を開けてみたくなり、開けた途端700歳も歳を取りました。
太郎が竜宮城に行ってから、この玉手箱で実年齢になるまでの事が、まるで夢のようであり、ここで夢から覚めてしまった。という伝説によりついた名前が「寝覚の床」ということです。
現在は県立公園特別地域の指定を受け、2020年に中央アルプス国定公園に指定されています。
今回は、寝覚山・臨川禅寺の中を通って行きます。
ここは寺院ですが、尾張徳川家四代目藩主・徳川𠮷通が母親の長寿を願って建てた弁財天堂があり、芭蕉の句碑や浦島太郎姿見の池もあります。
ここから下りていきます。
すぐ近くをJR東海の中央西線が通っています。
線路の下を通って・・
この辺りは花崗岩が多く、長い年月の間に木曽川の流れによる浸食で、箱を積み重ねたようなユニークな光景ができあがりました。
カラッと晴れた日には、白い岩とエメラルドグリーンの水の色が対比されて素晴らしい眺めです。
下流方面。
浦島太郎が祀ってある浦島堂。
すぐ近くの「寝覚の床美術公園」には日時計をはじめとするモニュメントが野外に展示されていますが、今回はスルー。
今年は残暑が長く彼岸花の開花も遅れましたが、木曽路はもうすっかり秋です。