何をもって「友達」と言うのかわかんないけど・・・・
ジョギングメンバーはワタシの友人の友達や知り合い、はたまたどっかで知り合った友達が一つになってできたメンバーである。
特に参加条件があるわけではなく、ただ「走れる」奴が参加できるのである。
よって、ワタシは参加したり、しなかったりのまったくもって幽霊部員の失礼な奴である。
が、人数が少ないので各自の誕生日会には一応ワタシも「お情け」で声を掛けてもらう。
基本、ワタシは呼ばれたら「行く」タイプなので、予定がない限り参加させてもらってる。
この間も仲間の一人から呼ばれた。
なんと 招待された4人で参加できたのは半分の二人だった。
ワタシとクラウディアの二人なのである。
それはそれはこじんまりとした誕生日会だろうな~と主催者の家を訪問したら、なんとすでに8人以上は席について朝食をとっているではない。
やばっ!
ここで怖気づいてはいけない、何年ドイツに住んでるよの!と自分に活を入れるが・・・・
まあ 誕生日朝食会の雰囲気を少しでも味わってください。こんな感じね。
ワタシを招待してくれた彼女は料理が得意なので、ところどころ手作りの品が並ぶ。しかも 美味しい~!
で、ドイツ語オンリーの中でとっても辛いけど、隣の席になった人とはたとえ初対面でも仏頂面で会話もなしって訳にはいかないので、もう心の中では汗かきっぱなしだけど、一生懸命話しかけて、話題を振る。
ひゃ~疲れるわね。
まあ いろいろ仕事もしてきたので、なんとか会話には困らず、愛想よくできるようになった自分をまたまた心の中で思いっきり褒めてやる。
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さて、今日の夕方 玄関のベルが・・・・
夫はまたまた出張で不在。
なので、家の中はめちゃくちゃ、ご飯も適当。
なのに、こんな時間に誰?
なんと 誕生日会によんでくれた彼女だ。
そういえば、誕生日会の時に話題になったハーブがあった。
彼女はちゃんと覚えてくれていて、マルクト(市場)で買っておいてくれて、それを持ってきてくれたのである。
このハーブの話は後日するとして、
一応彼女を家の中に招き入れた。
初めて家の中へ入るので彼女も興味津々、そりゃあそうだ、当然だ。
が! この荒れ果てたリビング、食事の最中のダイニング、洗い物が出っぱなしのキッチン。
綺麗好きな整理整頓好きな彼女にとって衝撃的なシーンではなかっただろうか?
まっええかっ!
と。
彼女はワタシの友達の小学校からの友達である。
そう、彼女はここで生まれ育って、学校もここ、ご両親もここに住んでいて、なんと彼女が結婚して住んでいる隣の家には義理両親のお宅!
ひゃ~~~、外国に嫁いできたワタシには異常な光景。周り親戚だらけ。
いえいえ、日本でもある普通の光景なのだろうけど、両親たちにはなかったしがらみ。
そんな彼女に今日 (すでに昨日からなんだけど) 夫が泊まりの出張で数日不在であることを話たら、一瞬どころかかなりの時間固まった。
彼女には信じられないことのようだ。 おいおい固まるなよ、ワタシはそんな生活をもう10年以上はやってるぞ。とさりげなく話したら、
「偉いわね~、大変だったでしょう~。」 とえらくワタシに同情してくれた。
が! 大変だったはずなんだけど、記憶にないのよね。
そして、誕生日会後 彼女のご両親、義理両親、知り合いはワタシが誕生日会にやってきて興味津々だったらしい、
どこで知り合ったん?
そりゃぁ~そうだろうね~。 この村に日本人 ワタシ一人だもんね。
彼女の人生はこれからもこの村を中心に、時々 休暇で別の場所(外国もあるのかな?)で過ごし、そして一生を終えていくのだろうか?
もちろん ワタシの母親だって子供の一人が外国へ嫁に行くなんて思ってもいなかっただろうしね。
ワタシだってガイジンさんと結婚するとも思ってもいなかったし、こんな田舎に住むとも思っていなかった。
こんななんの共通点もないワタシとワタシの友達の友達とがつながり、なんとなくだけど友情が築けそうな予感がするのは嬉しいことの一つだ。
いつも思うけど、日本人の人にしても、外国の方にしても長く付き合いをさせてもらっている方々は本当に心のきれいな(清い)方ばっかりだ。
なんかまとまりがないが、今日の急な来客はいいものを持ってきてくれて、我が家を(ワタシを)少し明るくさせてくれた。
ありがとう。