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ドイツ生活のこと、身の回りのことさらっと書いております。

学校へ息子を送って行った。

普段はバスで通学してるのであるが、音楽の授業で各自自分が演奏できる楽器を持参しなくてはならないから車で学校へ送っていった。

息子はチェロを習っているので、学校でもチェロを演奏すると一応先生に申請してある。

別にこれが習っているチェロでなくても笛でもいいのである。


チェロは笛などと違って簡単に持ち運べないから、授業でチェロが必要な時はこうしてワタシが車で学校へ送って行き、45分の授業を待ち、また授業が終わったら楽器を持ち帰っている。
まあ大抵近くのスーパーへ行って時間つぶしますが。

さて、ワタシの知らない間に三回ほどチェロを持って行くのを忘れた息子。
そう 「明日 音楽の授業でチェロがいるから車で連れて行って」と言えばいいのをどうも3回も忘れたみたいだ。
はい、勿論 忘れた息子が悪い、が!音楽の先生は息子に向かって今回、「もう、貴方はチェロを持って来ないでしょね。」的な発言をしたみたいだ。

そんな嫌な言い方せんでもな~と思ったが、とにかく忘れた息子に非がある。

45分学校近くで待つのが嫌だったので、コーヒーとパンでも買ってこようと思ってスーパーへ行った。
まずはディスカウントスーパーのLidlへ。

最近あそこは店内にオーブンを所有し、焼きたてのパンを販売するようになった。
なかなか美味しいパンもあり、ちょくちょく買っている。

ふと見たら パイ生地のようなパンにハムだか、ベーコンだか混ざって黒コショウ(だったと思う)がふりかかったパンが売っていた。
値段を見ると赤札になっており(今週のお勧め?) 値段は39セントだった。 (約50円)
あまり好みのパンではなかったけど、案外食べてみると美味しいかも、もし美味しかったら子供たちのおやつにでも使えそうかなと思って購入した。

レジが終わり、レシートを見た。

特にディスカウントになっているものがある場合 レジの後でレシートを見る習慣がドイツでついた。
だって、ディスカウントになってなくてそのままの値段になっている時が多々あるから。爆!

そして もう一つレジですでに習慣になっているのが、自分が渡したお金がたとえ2ユーロでも声を出してレジの人に渡していることである。
紙幣なんて特に。

いや、2ユーロじゃなかった、1ユーロだったなんていうつまらない争いを避けたいがために。

相手も勘違いするかもしれないけど、ワタシも勘違いするかもしれないから。
でも まあ ほとんどは相手のミスを避けるためだけど。

さて、レシートをみたら、さきほどのパンは 99セントと打たれていた。 (約128円)

やっぱり。

すぐにレジに行くと、彼女は分からないと。

で、ワタシのすぐ後ろにいたお客さんが
「いや、その値札のところに値札に該当するパンは入ってなくて、この商品が入っていたよ。」 と教えてくれた。
なので、ワタシが購入したパンは確かに99セントだったのであろう。
しかし、違う値札のところに違う商品を入れてはいけない。
これは明らかに店の間違いなのであるが、そんなこと店側に非があるなんて思うはずがない。

またか~

と がっくりした気持ちになった。

で、ワタシは思った、

ワタシは本当にこのパンが食べたいのか。

食べたくない。 わずかなお金なのであるからそのままパンを持ち帰ってもよかったのであるが、ワタシはなぜか店側に非常に不満に思ったのである。

なので、

「じゃあ このパン いらないわ。」 と言った。

レジの女性は驚いていたが、わかったと言って、素手でそのパンを袋から出し、レジの上にポンと置いた。
まあ 一旦人が袋に入れたパンを商品ケースに戻すとは思ってもいなかったけど(いやドイツならあり得るかも)何もわずか60セントの違いで返品せんでもと思ったに違いない。

でも ワタシは金額の問題ではなく この はぁ~っ的な時々起こるドイツでのいい加減さに疲れていたのかもしれない。
(レジの人は普通の態度でした。でも彼女も値札が違ったみたいやけどそれの何が悪いの~っていう思いがあったと思う。)

そして、その次に隣のスーパーでカプチーノを買った。

ちょっとしたスタンドが出ており、立ち飲みができるようになっているのであるが、もちろんボタン一つで作れるコーヒーメーカーだ。(車で飲むつもりだったので、テイクアウトで)

車に乗り込んだところ、娘の一番仲のいいお友達のお母さんがワタシを発見、手を振ってくれた。
薄着で寒い外に出るのはつらいが車からもう一度降りて挨拶をした。

開口一番

「娘チャン 病気で今日休みやて?」

授業始まって30分も経ってないけど、この情報の早さ!

「え! なんでもう知ってんのん?」

「あ~うちの娘に連絡あったみたい。」

あーなるほどね。 寝ててもチャットはやってるのね、というか、その日の授業のノートやプリントなどなど後で知っておかなくてはならない情報が山ほどあるので連絡を入れたのだろう。



話はそれるが、この仲のいいお友達は別の町に住んでいる、なのでプリントとかは当日にはもらえない、そして小学校から一緒に同じ学校へ行き、同じクラスになった同じ町に住むカタリーナという子がいるがもう彼女には頼まないと言っていた。

すでに数年前のことであるが、うちの娘が学校を休み、その日の午後彼女に宿題のことで電話したら、カタリーナは

「今 居間にいるから。」 との一言で 宿題を教えてくれなかったのである。

意味を理解していただけるであろうか?

彼女の宿題ノートは2階の彼女の部屋にある、しかし 電話に出た彼女は今1階の居間にいるので教えられないと。

どんな豪邸やねん!

と突っ込みたくなるが、それがすべてにおいてカタリーナなのである。

その話を娘から聞かされた時はさすがにびっくりした。

えらい事平気で言うもんやな~と思った。

ちなみに病気で休んで宿題を教えあったり、ノートを貸したりというのはお互い様のことで一方的にうちの娘がお願いしてたわけではない。

それよりも 貸したノートをじゃんじゃん雨の降る日にビニールの袋にも入れず、そのままの状態でポストのところに簡単に置いておかれたために、万年筆で書かれたノートは判読不能になったんだけど、そんな気遣いもない子なのでワタシもだんだん嫌な部分しか見えなくなってきた。

またまた話がそれるが、ドイツでは小学校2年生ぐらいから万年筆で書かせる。
昔からの習慣だろうと思う。

が! もう乾かないうちにふとした拍子でノートに手がふれたらどんな悲惨な状況になるかわかりますでしょうか?
本当に万年筆で書く必要が未だにあるのだろうか?と日本育ちのワタシは思うのである。



さて、話は戻って、先ほどのお母さんと少し話をして、またワタシは車で学校へ戻った。

そして 先ほど買ったカプチーノを一口飲ん


不味っ!


家で作るコーヒーの方がもっと美味しいやん!

(コーヒーの美味しい不味いがわからないワタシです、我が家も普通にマシーンで作るのですが、それでも数倍この店のより美味しいっていうのが素人のワタシにもわかるなんて!という驚きです。)




息子の音楽の授業を待つ 45分間にこれだけのことがあった。
しかし、ブログを書くにあたってはこの45分よりはるかに時間が掛かったけどね。笑

あ~ブログネタになるやんと思った次第である。