比較的大きい町にお住まいの方には信じられない話かもしれませんが、
我が田舎村では このドイチェポスト ホントウに困り者です。
これはドイツの郵便局のことね。
民営化されて随分日が経つのですが、年々その状況はひどくなっていっております。
まず、村には郵便局というものがなくなりました。
新聞や雑誌、宝くじなどを売っている キオスクのような店が代行しておりました。
が! 儲けがあまりないため、
村の数少ないどの店も やりたがりません。
どうやってそれらの店が話し合ったのか知りませんが、
結局 酒屋さん! が引き受けることとなりました。
この酒屋さんはうちから比較的近く、手紙など軽い物であれば、徒歩で行ったり、自転車で行ったりしてました。
さすがに重い小包とかは車で持って行ってたんですがね。
が! この酒屋の おばはん 奥様
非常に 怖いんです。
怖い顔に
怖い声
怖い態度
と、なると 自然と足が遠のきます。
3kmほど先の隣村のところの郵便局代行店には
それはそれは親切な おばちゃんがいて、 ワタシはいつもガソリンの無駄にはなるのですが、
わざわざそちらに行っておりました。
とっても明るい方なので、そこへ行くだけで 気持ちも晴れやかになるんですわ。
今日も 8kgある小包 (何かわかりますよね?) えっちらおっちらと言いながら店内に持って入ろうとすると、
おばちゃん
「もう 郵便業務やってへんでぇ~~。」 と。
ひえぇ~~~?
ワタシどないしたらええん?
と聞くと、 なんと 我が村にある酒屋さんしかやっていないとのこと。
やはりここでも はっきりは言いませんでしたが、大変な業務の割りには儲けが少ないのが原因みたいです。
「え~~ おばちゃん むちゃくちゃ愛想がよかったから、ワタシいつもわざわざこっちまで来てたのに~。」
と胸のうちを話すと。
「そう言ってくれるお客さん多かってん。」
やっぱり ドイツ人でも あの酒屋の おばはん 奥様
怖かったんやなー。
と 一人納得。
とにかく これだけネットが発達した世の中とは言え、まだまだ郵便に頼らなければならないものがあるのにドイチェポストは経費削減のため、小さい村からどんどん郵便局を失くしていってます。