5月の最後の日曜日に アルザスのお祭りに行ってきました。
アルザス地方 ここは 複雑な歴史的背景があり、ドイツの国境と接しており、
昔は 繰り返す戦争で フランス領になったり、ドイツ領になったり、
今ではフランスですが、 ドーデ作 「最後の授業」 という 話の
舞台になった ところでもあります。
フランス語での授業が禁止になり、今後はドイツ語でしか授業を行ってはならないというドイツ軍からの命令が来て・・・・ ご存知の方 多いかと思います。
悲しい話でありますが、 今でも ドイツ語の苗字が多く、ほとんどの人がドイツ語を理解し、話されます。
逆に言うと、かなりきついドイツ語なまりのフランス語を話す地方と言っても過言ではないかと・・・・。
パリ出身の知り合い曰く 理解するにはかなりの苦労がいると言ってました。
まあ、ワタシの住んでいる田舎もそうで、昔 ドイツ語の先生に相談したら、
”あ~た、 このあたりに住んでいるいじょうは、 2ヶ国語習うと思ってなさい”
と 言われた覚えがあります。 今でもかなり苦しんでおります ハイ。
はい、 お祭りの話に戻りまして、 パレードがあり、ちょっと写真を撮りました。
まあ、大勢の観光客で(ほとんどがドイツ人)賑わっており、日曜日にも拘わらず
お店は開いており、 ワタシはいつものごとく、 お気に入りのクロワッサンを
しこたま 買占め
(残念ながらうちの近所ではこれほどのクロワッサンが手に入らないのでございます )
でっか~い クグロフも買ってきました。
クグロフはアルザス地方のイースト菌を使ったケーキ?(ワタシにはパンなんだけど)
これ 見たときは パウンドケーキのイメージがあり、 買わなかったのですが、
ワタシがよく行くパン屋さんではどうもこれが有名みたいで、
このお祭りの日は 続々と人が入店してきて、クグロフだけを買っていくので、
と~っても気になり
初めて買いました。
想像していたのは全然違い、 ふわ~っとして、非常に繊細な イースト菌菓子パン(非常に稚拙な表現ですみません) でした。
お祭りを見に来たのか、
食料を調達しにきたのか、わけがわかんなくなりましたが、
なっとくのいく(?) 1日でございました。