夫と散歩 | きんぎょっぴ ドイツとワタシと家族と

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来てくださってありがとうございます。
ドイツ生活のこと、身の回りのことさらっと書いております。

ドイツは緯度が日本より上にあるため、日本に比べて夜遅くまで明るい晴れ


夏になると夜の10時か10時半頃まで庭に出て、おしゃべりをしたり、ワインを飲んだり、とにかく 相手の顔が認識できなくなるのは相当遅くなってからだ。

(ドイツ人は暗くなって相手の顔が見えなくなっても話だけは続けるが・・・)


会社員の夫は昼間は当然のことながら家にいない、帰ってくるのは6時から7時の間。


これも不景気のお陰!?

以前なら、出張はほぼ毎週のようにあり、残業代のつかない残業はざら ガーン


そこで最近早く帰ってくるようになった夫が


散歩に行かない?”と 夕食後 子供を寝かしてから ワタシに聞いてくる言葉。


” うん ラブラブ 


この時間だけが、二人ゆっくり話が出来る時間だ音譜


子供のこと、学校、友達関係 などなど その日あった つまんな~い話 などなど。


まあ、どうせ一生懸命 話をしても 左から右の 夫。


覚えていないだろうな。 


でも 話を続ける ワタシ



娘のクラスのお友達のお父さんを最近見かけない。

家を出たみたい。 

もちろん理由はわからない。 

スイスに引越ししたみたい。

夏休み、春休みなど学校の門でお父さんが子供を迎えに来てる。

そのままお父さんの住んでいるスイスで休みを過ごすみたいだ。


彼女には年の離れたおねえちゃんがいる、でも彼女は一緒に行かない。

なぜかと言うと、お父さんが違うから・・・・


すべて娘から聞いた話。 


うちの娘は 9歳。


幼稚園からの知り合いがいる。

おしどり夫婦だ。 どちらも アクティブで 社交的で・・・

ある日 二人が別居したことを知った。

二人いる子供は母親が引き取った。


彼らが住んでいた家の近くを通った。 金髪の見たことのない女性が庭の掃除をしてた。

”あ~、家が売れて 新しい住民か” とワタシは思っていた。


お父さんの次の彼女らしい。 家はまだ売れていない。


そして、子供たちのキャンプ

おかあさんは 見知らぬ男の人と 参加。 仲むつまじい。




うちの家の前のご一家。 これまた 素晴らしい人達。

夫同士 気が合い、一緒にジョギングをし、一緒にフルマラソンに参加した仲。


今年に入って、彼を見ない。彼の車も見ない。


病気なのだろうか?入院でもしてるのだろうか?


しかし、なんだか様子が違う。 奥さんは我々近所の住民を避けるように、行動してるので、ここ数ヶ月姿を見かけることがない。


よって、 我が夫も 理由が知りたくとも知ることができない

                   (これは決して興味本位のことではなく ある意味 親友として)


ある日 とうとう夫は彼女と話す機会があった。


”あいつ(夫)出て行ったみたいだよ” 慌てて ワタシに報告する 夫。


もう何がなんだか わからない 世の中になってきた。


どのカップルもが、私たちには理想と思えるような素敵な人たちばかりであった。

なのに・・・・。


散歩は続く。


夕方は 鳥の鳴き声、 教会の鐘の音 すべてが ワタシには新鮮に聞こえる。


この瞬間だけは いつも


”あ~ ドイツに来て よかったなぁ~”と 思う。


散歩中の 私たち 夫の手を握り締めて


”あ~ この人でよかったドキドキ ” と思う ワタシ。


彼も、ワタシの手を強く握り返してきて


”あ~、こいつでよかった恋の矢 ” と 思ってる。




”あっビックリマーク ワイシャツ アイロンかけなきゃ!! ” 急に現実に戻る ワタシ であった。