日本に住んだことのあるドイツ人女性が言った言葉が忘れられない。
”新幹線に乗って、ずーっと景色を見てても全然家屋がなくならない”
”ずーっと町が続いているみたいで、とても疲れる”
初めて聞いた時 私は、
”はぁ~
、どういう意味”と思った。
ドイツと日本とでは地形が違い、日本は70%以上が山地で、なだらかな平地は30%以下と習った。
でも、ドイツではそのほとんどが平地であり、高い山は南の方にあるだけである。
あまり気にも留めなかったけど、確かにドイツにいると”平地”という意味がわかる。
ずーっと先まで見える、はるか遠くで雨が降っているのも、雨雲でわかる。
町というか村はポツン・ポツンとあり、次の町(村)へ行くまでの道中は畑であったり、牧草地であったり、低い山地だったり、と必ず自然が見える。ずーっと日本のように限りなく、家屋が続くことはない。
なので彼女の言う”疲れる”という意味もわからなくはない。
話はそれそうになったけど、実は私の住んでいる村も隣村と高速道路をはさんである。
横になが~くのびた二つの村は端から端までだと、約4~5kmぐらいある。
数字にして書いてみるとそう距離があるように感じないけど、実際自転車でも結構あると思う。
ましてや歩くとなると・・・・
そして、我が家はその中でも村のはじっこなので、隣村まで一番遠い場所に位置してると言っても過言ではない。
さて、隣の村とこちらの村と二つの村は互いに小さいので、役場や学校などを一緒に運営している。
小学校の話になるが、これはどちらの村にも一つずつある。でも私たちの村の方が”弱冠”大きめなので、校長先生も教頭先生もこちらにいるし、クラスも一学年2クラス、隣の村はどんなにがんばっても一クラスでなってる。
昨夜 小学校入学前のお知らせ
ということで、夜の8時から小学校で集まりがあった。
子供を入学させる親と今年1年を担任する先生が集まり、疑問点、質問、学校からのお知らせなど約1時間半ほど話があった。
さて、今年の入学予定者は両校合わせて58名である。
隣村からこちらの学校に親が希望すれば入学も可能であるし、また逆も可能である。
こじんまりした、隣村の学校がいいから、と言ってわざわざあっちの学校に行かせる親もいれば、こちらに入れる親もいる。
が、今年は異変が起きそうなのである
58名という人数が非常に微妙なのだそうだ。
今までずーっと2クラスあったこちらの村の学校がどうも1クラスだけどなり、隣村と合わせて2クラス運営していくみたいなのだ。
そして、なんらかの理由で隣村の子供が、こちらの学校へ入学せざる得ない場合は(これがあり得るのよねー)、こちらの学校へ入学予定だった児童が隣村の学校へ行かなくてはならないかもしれないと。
非常にややこしいがわかってもらえたかな?
そして、何も事情のない我が家では、人数調整のため隣村の学校へ行かなくてはならない児童として高い可能性があることが判明してきた・・・・・。
隣村の学校へはとてもでないが、子供が歩いていける距離ではない
と言う事は
”・・・・・・・・・・・”
私は毎日車でお迎えという事態もあり得ない。
くどいようだが、私たちは隣村から一番離れた場所に住んでいる・・・・・・・
これから4年間息子を学校へ毎日送迎する姿を想像しただけで・・・・汗が出そうだ。
送迎はもう幼稚園だけで勘弁してほしいものだ