2019年2月末、風邪でもないのに。咳がでるので、近くの呼吸器内科に行きました。

 

レントゲンで右肺に3センチ程度の影があり、精密検査が必要となりました。

3月にMRI及びPET検査、気管支内視鏡検査の結果、ステージ2Bの肺腺癌と判明しました。

 

そして2019年4月に右肺上葉及び中葉切除しました。 

 

手術1か月後の定期健診で再発予防の為の抗がん剤治療を強く勧められましたが、抗がん剤治療を行っても10%程度の方しか効果がないという記事もあり、現在70歳ですが、再発するとしても1~2年後であり、それまでは、最後の人生を楽しもうと考えて、抗がん剤治療を断りました。

 

ところが、手術後わずか4か月の2019年8月 肺がんの再発が判明し、リンパ節、肝臓、左脇腹、脳に転移が判明しました。 この時点で肺がんステージ4となりました。 3月の肺がん判明の時よりショックは大きかったです。   一時、死を覚悟した時もあり、死後、家族が困らないように、エンディングノートも作成しました。

 

9月から入院で、抗がん剤治療(キイトルーダ+アリムタ+シスプラチン)を始め、腎臓の機能が落ちてきましたので、10月から抗がん剤の一部を変更し(キイトルーダ+アリムタ+カルボプラチン)2クール目の治療を行いました。

 

11月からは通院で抗がん剤治療を行う予定でしたが、抗がん剤の副作用で間質性肺炎を患い、約一か月入院しました。ステロイド薬で肺炎は良くなりましたが、 ステロイドは急に止める事が出来ないので、50ミリ→40ミリ→30ミリ(退院し内服薬に変更)→20ミリ→10ミリ→5ミリ→2.5ミリ→0ミリ と順次減薬しております。

 

昨年は合計70日間入院しましたが、抗がん剤治療中も副作用もなく、食欲旺盛、間質性肺炎で一か月入院した際も、最初の一週間が大変でしたが、その後は楽になり、毎日タブレットにダウンロードした映画を見たり、スマホでネットをしたり、毎日、読書(ブックオフで買ってきてもらった、中古本)三昧でした。

 

体が元気な時は、癌の事も考えず、好きな旅行の事ばかり考えていました。 1月には、今話題になったダイヤモンド・プリンセスに5月10日からのクルーズを予約しました。(コロナ騒動で、5月10日発は、キャンセルになりました)

 

2020年1月現在、抗がん剤治療は、中止中なのですが、12月25日に脳の6ミリの腫瘍が大きくなっていれば、放射線治療も視野に入れなければならないので、MRI検査をしたところ脳の腫瘍は消えていました。

 

そして1月20日に転移の確認も兼ねてPET検診を行ったところ、肺から転移したリンパ節や肝臓の癌が消えて見えなくなっていました。

 

抗がん剤は9月と10月の2回しかできなかったのですが、キイトルーダの効果で、自分自身の免疫細胞が癌細胞を消滅させたようです。  担当の先生も驚いていました。 正に奇跡です。

 

画像では、判らない癌細胞も隠れているかもしれませんので、今後も定期的に検査を続けていく予定です。

 

6月頃に癌患者が多く行かれている秋田県の玉川温泉に10日程度療養に行こうかと考えています。

玉川温泉は、過去3回行きましたが、日本一の強酸性泉と天然のラジウムを含む岩盤浴が、自己免疫力を高め、癌の再発防止にも有効と考える人が多く、癌患者の方が多く行かれています。