「環境改善」と「ハンターの重要性」の関係を知らない人が多い日本

 

今日は染野屋でもミッションとしている地球環境カイゼンの話。

 

私には趣味がたくさんあります。

 

仕事・バイク・ライフル射撃・プレジャーボート・格闘技・山仕事に最近ではピアノやコーラスまで.. 毎日楽しい事だらけで忙しく、タイミングと優先順位でスケジュールを決めていきます。

必要性で行なっている「睡眠・入浴・歯磨きなど」以外は、すべて趣味(好きなこと)で埋めていて、好きでない事はやりません。

 

 

ちなみに仕事は私の中では完全に「趣味」です。

好きでやってるからです。

 

 仕事内容も「好きな仕事」だけで埋め尽くして構成しています。そういう私が代表なので、染野屋グループはみんな好きな仕事をしていると思うし、そう願ってます。実際本人の意思に反する転勤や転属、活動などを強要する事はしたくないし、しません。好きな事が最大のモチベーションが上がり、結果が上がるのを知っているので、私にとっては当たり前で、もちろん営業販売サイドに「ノルマ」なんてものはありません。

 

 

話が少し逸れましたが、今日はその内のひとつのライフル射撃の話。

日本の法律だと、ライフル銃を所持出来るのは、まずは散弾銃(ショットガン)の保持が許可されてから最低10年、安全に無事故無違反で所有・使用している事で、所轄の警察から許可がおります。散弾銃所持から含め今はライフル射撃がメインで所持歴は18年ぐらいかな...  最近は300m級の射撃場のある埼玉県の長瀞射撃場などに行っては、頭の中を真っ白にして集中して、その緊張感を楽しんでます。

(ちなみに以下は、個人のyoutubeチャンネルに4年前UPしておいた、300mライフル射撃の動画ですが、いつの間にやら4万回再生を超えていました ^^;)

 

 

 

このライフル射撃、日本では狩猟免許が無いと所持できないので、当然私は狩猟免許を持っています。

 

そして、動物を愛するはずのVEGANである私が、なぜ狩猟免許を取得してライフル銃を所持しているのかです。

 

現在私は、都心の個人事務所兼単身赴任用のタワーマンションと、神奈川県の山奥の施設・そしてスペインバルセロナのマンションの3拠点生活をしてますが、娘の学校(シュタイナー学園)が近い事もあり、山に家族が住んでいます。そこは猟区のど真ん中でもあり、シーズンになると、自宅の庭を猟師さんたちが通過して川沿いから山奥に入っていきます。

 

 

そして以下が私がライフル銃を所持する理由です

 

1. 動物を愛する私でも、もし仮に自分の娘がクマやその他大型動物に襲われそうになる瞬間に遭遇したら、私はコンマ数秒の迷いもなくその動物を撃ちます。(威嚇射撃をはじめに行いますが、間に合わなかったら足など攻撃能力を止める部位を狙いますが)

山に住んでいる家族を守るための私なりの優先順位です。その準備のためです。

 

2.そしてここが今回の最大のポイント。

とくに「シカ猟」ですが、地球環境カイゼンのために「重要必須事項」だからです。

 

 

 

ニホンオオカミを絶滅させた責任をまっとうする鹿ハンター達 

現在日本の山岳地帯での問題のひとつに、ニホンジカ・エゾシカの生息数の異常増加が挙げられます。

シカやイノシシの増加は、テレビやyoutubeなどでは「農業被害」をクローズアップして伝えてますが、それも問題ですが私はもっと大きな根本的な問題を危惧しています。

 

それはシカの生息数増加が、山や森を破壊している事です。いわゆる地球環境を破壊してしまっているのです。

 

多すぎるシカは森の発育の元となる木の若芽や草を食べ尽くし、いずれは森が崩壊します。

 

以下はバイオームさんのwebからお借りした写真ですが、

理想的な森

 

シカが草や木の若芽を食べ尽くした森

 

現在の木が寿命を迎えると次の生えてくる木が無く、いずれ森が崩壊するのがお分かりかと思います。

 

※バイオームさんの記事

 

 

 

では何故、シカが増え続けているのか。

 

シンプルです。日本の森の食物連鎖の頂点に居た、ニホンオオカミを人間が100年前に絶滅させたからです。

 

天敵のいないシカは増え続け、そのシカが森を破壊し、森が破壊されると地球上の生命は人間・シカも含めてほぼ壊滅します。

 

とは言っても、オオカミを家族から守ろうと狩猟していき、結果的に絶滅させてしまった先祖を責めるつもりはありません。私だって先ほどの理由の通り、家族が襲われそうになったら迷いなく撃ちます。みなさんだって同じ立場だったらそうだと思います。

 

つまり、ハンターたちは過去の人間の起こした結果の償いと穴埋めをしているわけです。

 

オオカミのシカの捕食によって自然とコントロールされていた生態系のバランスを、ハンターがその役割を担い調整しようとしているのです。しかしながらハンターも高齢化を迎え、若手ハンター不足で全然追いついていないのが現状です。

 

 

アメリカ・イエローストーン国立公園の奇跡 

ここで20世紀最大の試みと呼ばれたアメリカ・イエローストーン国立公園でのドキュメンタリーを紹介します。環境活動家の中では有名な話です。

 

 

 

簡単に言うと、日本と同様にアメリカでもオオカミを絶滅させ山の生態系が崩壊した事によって、とうとう14匹のオオカミを外国から移住させ、山を復活させようと言う1995年の取り組みで、見事にその生態系が復活したという実話です。

 

とても意義のあるプロジェクトだったと思います。

 

 

が、それでは日本のみなさん、オオカミを日本の山々に放つ事に、賛成しますか、反対しますか?

 

山や中山間地帯に住んでいる方々もそうですが、最近流行りのキャンプでもオオカミが出現し、最悪なケース自分や自分の愛する人々が犠牲になる確率は上がります。しかし、自分や子供たちの世代に健全な自然と地球を残す事が出来る可能性は高まります。

 

 

私の意見はあえてここでは触れませんが、実はすべての人類にとって関係する話です。地球は環境崩壊の真っ只中ですから。ぜひ考えてみてください。

 

 

 

最後に 

 

今回この記事をUPしようと思ったのは、最近若い女性でもハンターになる方のyoutube news動画をいくつか視て、そこでは農業被害のみが必要性として取り上げられていて、この一番大事な環境カイゼンについてどこの番組でも触れていなかったからです。(私が見る限り)まだまだハンター自身も、番組制作プロデューサーも日本では知らない人が多いです。

 

 

農業被害はもちろん大事な問題ですが、山や地球の崩壊は農業以前の問題で、人間の都合だけでなく、シカもふくめた地球全体の問題である事、そしてハンター不足が続くと、地球崩壊かオオカミを日本の森に再繁殖させるかの選択を迫られる事になります。

 

 

私はVEGANという生き方を「環境」のために選択しています。この内容はyoutubeや色々な記事のインタビューで紹介しているので、最近はその情報を元にSDGsを進める企業や学校などが増えて来ているのを実感しています。

 

 

しかし猟による環境改善の話はまだまだ認知度が低いので、微力ながらブログから紹介しようと思ったわけです。

 

 

 

私は個人的にシカは好きです。

山ビルを連れて来たり、大事に育てている大豆を丸ごとやられたり、犬用に作った柵を破壊されたりと色々ありますが、山での共存ですのでそれは大した事と思っていません。

寝室の窓から朝起きると大きなツノのシカが家族で草を食べている風景はとても素敵です。

(以下、実際の映像)

 

それもあり、これだけハンターの重要性を唱えている私ですが、実は私はシカも動物も撃った事のない、また出来れば撃ちたくない狩猟免許保持者です。(警察からの狩猟免許保持者のMUST事項として、ちゃんと猟活動(撃たなくても猟として山に入る行為)は毎年行っています)

 

 

ですから、そう言った意味でその行動を起こしてくれているハンターたちには感謝しています。

 

 

オオカミの捕食による個体調整か、ハンターによる個体調整か、シカにとってどちらが幸せかは個々のシカたちの考えによる所なので、人間が決める話では無いですが、動物を撃つハンターの役割にはこういう大きな地球環境改善があるという事を少しでも多くの人たちに理解してもらえたら嬉しいです。

 

 

という事で!

また次回!

 

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