ジャコウアゲハ放蝶しました。 | ojigimajinの音楽大好き!

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ギター、ベース、キーボードを演奏し、作詩・作曲・編曲そして歌も歌います。 ネコ好きでアゲハ蝶の飼育が趣味です。

 

 2日間で 10頭のジャコウアゲハが羽化したので 卵があった場所で 放蝶しました。 この写真は初日の写真なので 6頭がこの小さなネットに入っています。 うちから歩きなので 大きいネットを持って歩いていると 怪しい人になってしまいますので(汗)。

 

 

 はい、オスが5頭、メスが1頭。「飛んで行ってね~」

 

 

 ジャコウアゲハの羽化不全はほとんどありませんね! 全体に柔らかめなふにゃふにゃした弱弱しい感じを受ける蝶ですが、

みんなちゃんと羽化してくれます。 寄生なんかもほぼないですし、 育てやすい蝶ですね。

 

 次の日は メス3頭、オス1頭で同じ場所に又放しに行きました。

食草のウマノスズクサは徐々に減っているような話も聞きますが、 大体 行政が草刈りをすると その辺り一帯が刈り取られて無くなってしまうのですが 根は残っているので 又 次々と育ってきます。 あまり蝶や幼虫を過度に保護しすぎると ウマノスズクサは全て食べ尽くされて 親蝶の産卵する食草が全く残っていない状況になるので 心配になりますが 大量発生と沈滞期を繰り返しながらも 分布を維持しているように見えます。

 ただし 草刈りくらいで済めばよいのですが そこに住居やら道路やらを作ってウマノスズクサ自体が消滅してしまっては もうジャコウアゲハを見る事は絶対無理です。ウマノスズクサの無い所には絶対おりませんので。

 

 全国にはこのジャコウアゲハの保護を目的とした団体がいくつか存在していますが、 ウマノスズクサを栽培して保護していけば それほど難しい事ではないと思うので 比較的絶滅の恐れのあるミヤマカラスアゲハの保護よりは市民レベルでの活動自体成果が期待できると思います。 これがミヤマカラスの場合 なかなかキハダの群生地とかあったとしても その周辺で大量のミヤマカラスアゲハが舞っている光景は想像できません?。奥多摩にカラスザンショウの群生地がありますが あまり大木になったカラスザンショウに産卵する事は少なく、ジャコウアゲハのようにはいきません。

 

 ほとんどのアゲハは 1卵づつ 離れた所に産みますが、ジャコウアゲハの場合は 同じ葉に集中して 5~10個くらいを産んだりするので その辺も関係しているのかも知れませんね。 あとウマノスズクサの毒を持っている強みもあるのでしょう。

 

産卵中のジャコウアゲハ。

 

 

 オレンジ色の特徴的な卵。このようにまとまって産み付ける事が多い。