お互いの不調や感情がわかるために | kingstone page(旧)

お互いの不調や感情がわかるために

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


※先日Twitterでも「こちらの『痛い!』を自閉症の人がわかってくれない」「自閉症の人の不調がこちらにわからない」という話がありました。丁度それに関する話があったので、編集して載せます。


 ○○さん、ありがとうございます。
 □□です。

 最近、△△は私に思いを告げたいようで、それが伝わらずに怒ったり、自傷(手の甲をつねる)したりするようになってきました。 だいたい、どうしてそうなるのか、わかるのですが、△△自身の表出手段がない為に教えなければ、、と考えていたところです。ホント 具体的に教えて下さって感謝、感謝です。

> 先日来、歯医者の話とか、体の不調を訴えるには…みたいなことが出ていま
> すので、基本的な考え方を書いておきます。
>
> TEACCHの中では、これは「偶発的な場面における指導-日常に起きる出来
> 事を利用して行う指導」に出てきます。
>
> というのは、病気や不調や感情などは、状況を設定するということができな
> いからです。ですから、見ているとかわいそうだし、大人もおろおろしてしま
> うけれど、チャンスを逃さないようにします。


はぃ!チャンスだと思って冷静に向き合いますね。私に抜けていたことでした。


> たとえば、子どもがグタ-っと疲れているときに「疲れたね」という声かけ
> をします。シンボルやわかりやすい視覚的な手がかりを添えて伝えると、お子
> さんが体感する以上によくわかります。

kingstone page-つかれた
※これは私が今適当に作ったもの。名刺サイズのカードで。

> たまに、遠足があって、家に帰るとき、まだ元気に歩いているのに「疲れた
> ね」と声をかけたりしがちですが、その時は元気に歩いているので、まったく
> 意味ないです。あくまでも、疲れている状態のときに、教えないといけませ
> ん。


フムフム・・・なるほど・・教えるときの タイミングですね。


> 熱がある、咳が出るなども、同様です。その状態の時、視覚的な手がかり添
> えて、「熱が出ているね。しんどいね」と、どんな状態なのか教えてあげま
> す。「だから、お布団で寝る」が後にきます。


はい、わかりました。


> 表出には、時間がかかりますが、しんどいことおなかが痛いことなど少しず
> つわかってきて、言葉での表出や、からだの部位に触れるとか、シンボルの
> シートをさすとかになって行くと思いますので、気長に取り組んでください。

> お母さんがおなかが痛い時なんかも、「お母さん、おなかが痛い」というこ
>  とを統一した形で見せて伝えます。恥ずかしいけれど、やってみます。
>  これは、相手を気遣う基礎になります。

kingstone page-おかあさんはおなかがいたい
※これは今、私が適当に作ったもの。おめめどうの「おはなしメモ帳」を使って。

母親自身が痛い時!そっか~、それもありなんだ!!。気づきませんでした。自分のことで精一杯の私・・・
いいこと教えていただきました。


> でも、ホントにごっつ気長に取り組むものでンで、即わかる、即示してくれ
> ると思わないで、トライしてみてね。

> 「トイレに行きたいを伝える」はまた別の話なので、今日はこのへンで…。


はい、本当にありがとうございました。気長にトライしてみます。
つらい時、しんどいとき、わかってあげたいし、わかてもらえないのって、もっと辛いですもんね。