憚りながら 後藤忠政著 | kingstone page(旧)

憚りながら 後藤忠政著

 図書館で借りて来ました。

憚(はばか)りながら/後藤 忠政

¥1,500
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 ヤクザというか暴力団の組長の語り。

 まあ、なんというか・・・最近得度されたということだけど、今、土佐犬10匹飼ってて若い衆が世話してる、って書いてはるから現役感があるというか・・・

 生涯の友と呼ぶ野村秋介が千葉刑務所時代に詠んだ句。

 俺に是非を説くな 激しき雪が好き

 周囲の人はバブル崩壊で消えて言ったが、著者が消えなかった理由。博打について

「勝ってるときはもっと儲けようとするんだが、我慢して止める。負けてても、その負けを取り戻そうなんて思わないで、切りのいいところで我慢して止める。博打ってのは、勝っても我慢、負けても我慢なんだ(笑)」

 なるほど。って言っても、私は勝ったことがないのでわかりませんが。

 2001年7月にUCLAで肝臓移植手術をしてはる。

 手術後の猛烈な痛みを訴えるために言葉がわからないが看護師に

「とにかく手まねと身ぶりで必死に訴えたら、顔の絵を描いたような紙を見せられて。外国人用にそんなのが用意してあるんだな。
 痛い表情が5種類ぐらいあって、一番軽いのは、ちょっと痛いなって顔だ。2番目のは顔をしかめてて、3番目は痛くて俯いている。4番目はもう耐えられなくて『痛い、痛い』って顔で、最後の5番目は痛くて『エーン』って涙流してる(笑)。それを見せて、『どの程度の痛さだ』って言うから、『バカヤロウ、これに決まってるじゃねえか』って、5番目のやつを指さしてさ(笑)」

 周囲でも肝臓癌で死んだ人がたくさんいるそうで「尊厳死」というか「楽に死ねる」ことについても書いてはります。