でぃてーるのはなし。(その1) | 『Go ahead,Make my day ! 』

『Go ahead,Make my day ! 』

【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】


「細部に神は宿る」

とはイングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルを率いる名将、アーセン・ヴェンゲルがよく使う言葉ですが。

これは別にサッカーだけではなく、ありとあらゆることに通じる警句だと思うのですよね。小説においてもそうで、細かいディテールの積み重ねが全体の虚構を支えるというのは、絶対ではなくてもある程度までは真実だと思うのです。

しかし、一方で細部に気を取られると全体像を見失うというのも事実なわけで。

結局はこれ、バランス感覚の問題になってしまうのですが、そのバランスの按配ってやつも書き手・読み手のそれぞれの嗜好に左右される部分があって、何とも悩ましいのです。

世の中(というかネット上)にはいろんな解析ツールがありますが、誰か、このバランスを図ってくれるツールを作ってくれないものですかねぇ……。

(えー、またしても更新の間が開いてしまった「Double Imagination」ですが、今回は前回と違って特段の悩みもなく、単に「サボってた」というだけです。どうもすいません。ところで第5回で主人公そらが買い求めるお惣菜ですが、この描写でどんなものだかお分かりいただけますかね? 本人的には最初の2つがイメージ的に難しいような気がしているのですが……)