福岡取材旅行記(後編) | 『Go ahead,Make my day ! 』

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【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

えー、気がつくと福岡から帰ってきて一週間以上たっております。

なんだかんだと忙しくて(主にリフレッシュ休暇の余波ですが……)、「Part-time Lover」の更新で手一杯でした。(汗)

というわけで、後編に行ってみたいと思いますー。

 

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キャナルシティ博多 】 (砕、LA)
実名で登場する商業施設としては最多登場を誇るのがこのキャナルシティ博多。

一般には略称である「キャナル」と呼ばれることが多いようです。ちなみに「キャナル」というのは英語で「運河」のこと。その名前の由来は写真にある、施設内を流れるこの水路にあります。

詳しい施設配置はオフィシャルサイトを見ていただくとして(笑)、写真右手がグランドハイアット、左手が商業施設が入っている棟です。高階層設計で、一説には運河を囲む渓谷をイメージしているとも。

一部に例外はありますが、どっちかというと若年齢層向けのテナントが多いようで、大人のデートスポットという趣きはあんまりないです。高校生/大学生か、せいぜい二十代のカップル向けですかね。観光客はものすごく多いですが。(笑)

 

こちらが「砕ける月」で、河村靖子(徳永祐輔の婚約者)が二度目の逢瀬の場所に指定したキャナル内のスターバックス。

 
 

春吉橋(中洲・国体道路)から見たキャナルシティ(奥のレンガ色の建物)。手前は真奈曰く「いかがわしいお風呂」が集まる中洲の南新地。ちなみにキャナルは建物や敷地の中から周辺を見渡せないような構造になってますが、それは目の前にお風呂屋さんの看板がいっぱいあるからです。

右写真は春吉橋(中洲側)から川沿いにキャナル前までいける歩道。全国的に有名な博多の屋台ですが、よくテレビで出てくるのはたいていここの屋台です。よく見ると組み立て中の屋台が写っているのですが……。

 

 

   

中洲川端

かなり沢山写真を撮ったのですが、ほとんど使い物になりませんでした……。

えー、その中でもなんとか見られそうなものを載せてみました。
写真左は国体道路(国道202号線)を博多方面から撮ったもの。写真上部の歩道橋は川端商店街からキャナルシティに繋がっています。前方は中洲ですね。ちなみに写真右手の手前に「Left Alone」で登場するかろのうろんがあります。(写真撮ろうと思ったら閉まってて真っ暗だった……)

写真右は【川端商店街 】のアーケードを横丁のほうから見たところ。ハレーションで見えませんが、アーケードの上の4つには”中洲川端”と書いてあります。左側の大きな看板は【さかさラーメン】というラーメン屋。看板の字が逆さに書いてあるってだけなんですが。

ちなみにここは「砕ける月」の終盤で、真奈と村上が防弾ヴェストを着込んだ場所だったりします。

 


 


マリノアシティ福岡 】 (砕、PL)

名前が何だかなという気がしますが、こっちは西区の海岸沿いにあるアウトレット・ショッピングモール。

上の写真はウッドデッキからみた博多湾。下の写真は名物の観覧車(何故か2つもある)。


 

写真左は「砕ける月」で真奈と河村靖子が話をするレストラン。写真右はそのあと、靖子が祐輔のシャツを買うアウトレット・ショップ。

どうでもいいですけど、婚約者(しかも医者でボンボン)に頼まれたシャツをアウトレットで買う彼女って、どうなんでしょうねえ。

 

 

えー、ここからはちょっと分類しがたいスナップにコメントをつけてみます。

 

春吉橋から見た国体道路。向こう側は中洲の歓楽街です。全国的には夜のネオンが川面に映り込んでるとこしか知られてないですけど、昼間に見るとこんな感じ。「砕ける月」のクライマックスの徳永麻子(由真の義母)との対決の舞台になったのは、ここのビル群のどれかです。

車窓からの写真なんで見えづらい(アンド、雨……)ですけど、真奈の自宅がある平尾浄水周辺。ちなみに【福岡市動植物園 】の駐車場より撮影。小高い丘の上の閑静な住宅地です。(伝わってるかな?)

福岡国際センター 】 

博多埠頭の東側、大博通りの突き当たりにある老舗のホール。作中では未登場。大相撲の九州場所が行われるのがここ。同じ並びに福岡サンパレスや国際会議場、マリンメッセ福岡があります。抜け道があるようでまったくないので、誰かのコンサートがあると周辺がやたら混雑します。


よかトピア通り。市内方面に向かって走ってるとこです。

作中でもちょっと触れてますけど、ここは【アジア太平洋博覧会 】のメインストリートだったところで、それまではあんまり賑やかでもなかったんですよね。

ちなみにわたし、よかトピア開幕直前に敷地内をクルマでウロウロしているところを警備員のおじさんに見つかって、この通りを思いっきり逆走したことがあります。

前方に見えるのが【JALリゾート・シーホークホテル福岡 】、その向こう側が【福岡ソフトバンクホークス 】の本拠地である【福岡Yahoo! JAPANドーム(ヤフードーム) 】。「砕ける月」ではドーム前の【ハードロックカフェ 】とシーホークホテル前の車寄せが登場してます。それと、写真には写ってませんがドームの向こう側に梅野(後の真奈の彼氏)が担ぎ込まれた【福岡市急患診療センター 】があります。

 

これまた画像が見づらくて申し訳ないのですが【福岡タワー 】です。「Part-time Lover」に登場。

この左右に【RKB毎日放送 】と【TNCテレビ西日本 】の放送会館が並んで建っています。福岡には他に3つ(KBC九州朝日放送FBS福岡放送TVQ九州放送 。FBSは梅野の小ボケで名前だけ登場)の民法とNHKの計6つのテレビ局があって、九州では唯一、ネットのテレビ番組を全局見ることができます。

どうでもいいですけど、わたしの創作時の脳内における由真の外見のモデルは、TNCの高山梨香アナウンサーです。(ちなみに真奈は「王の男」のイ・ジュンギ。 ← いや、それ男だから……)

 

作中でよく登場する【福岡都市高速 】の橋脚。何度か触れてますけど、都市高速の橋脚はぜんぶこのスカイブルー(ちょっと緑がかってますけど)で塗装されています。

まあ、何色でも高速道路としての性能には何の関係もないのですが、都市景観上の観点からすると、この色を選んだひとを(あくまで個人的にですが)ちょっと褒めてあげたいような気がします。
 
 

上の橋脚の色見本のような写真ですが、奥に移っているのは「砕ける月」で真奈が最大の危機に陥る【須崎埠頭 】。別名を那の津埠頭。港湾施設と倉庫街なのですが、何故か数軒のラブホテルがあります。度胸の度合いにもよりますが、夜はホントに人の気配のしない怖いところです。

ちなみに写真の左のほうに行くと福岡市中央卸売市場(鮮魚市場)がありまして、その周辺にあるのが、かの有名な長浜のラーメン屋台街 です。(リンク先は福岡のラーメン店をまとめたサイトです。付録のイラストマップ が福岡の地理や通りの位置関係を理解するのに非常に役に立ちますので、一度ご覧下さい)

 


西鉄の福岡大牟田線の車両。真奈の自宅の最寄の駅である西鉄薬院駅 のホームにて撮影。

作中ではバンディットをウメノ・モータース(書庫サイト版では大橋モーター・ファクトリー)に入院させている間、真奈が道場に通うシーンでのみ登場。ちなみに普通と快速、特急の3種類があるのですが、料金はどれに乗っても一緒という良心的な設定です。

 

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そんなわけで、2回にわたってお送りした福岡取材旅行記なのですが、なんとなくでも福岡のイメージを掴んでいただけたでしょうか。

次の機会があるかどうか分かりませんが、もしやるときは、今度こそ見苦しくない写真を撮ってこようと思っておりますので、どうか期待せずに(?)お待ちくださいませ。