言い訳。(プラス更なる言い訳) | 『Go ahead,Make my day ! 』

『Go ahead,Make my day ! 』

【オリジナルのハードボイルド小説(?)と創作に関する無駄口。ときどき音楽についても】

このカテでこれを書くのが心苦しいのですが……。


しばらく「砕ける月」の更新をお休みさせていただきたいと思います。

書き手としての姿勢への自問自答であってみたり、書けば書くほどアラが見えてくる(行き当たりばったりで書いてるんだから当然なんですが)ストーリーにちょっぴり嫌気が差していたりで、テンションを保つのが難しい状態なので。

アップしてないだけで(少しずつではありますが……)書いてはいるのですよ。でも、ある一点でどうしても決めきれない部分がありまして。

この先は大幅な方向転換をするわけにもいかないので、ある程度、納得できるものが書けてからここに載せるつもりです。

いつのことになるかはわかりませんが。

むやみに長いだけのストーリーにお付き合いいただいている方々には本当に申し訳ありません。

 

代わりといってはなんなのですが、気分転換に別のものを書いてみました。それもどれだけ続くかわかりませんが。

ちょっと文体を変えてみたり、もともとのゴツゴツしたハードボイルド路線に戻ってみたりしてます。

プロットを考えるのが面倒なので、あんまり入り組んだ話にはならないと思うのですが。少なくとも「砕ける」のような様相が二転三転する話にはしないつもりです。

あと、萌え系のキャラは出ないと思いますので悪しからず(笑)

タイトルはカート・キャノン(エヴァン・ハンターの別PN/都筑道夫訳)の「酔いどれ探偵街を行く」のパロディです。チョイ不良系のオヤジ探偵、上社龍二を主人公に、登場人物の平均年齢も「砕ける」に比べるとだいぶ高くなるんじゃないでしょうか。ちなみに早速、資料用として買ってきた「LEON」 の大げさな記事を読んで爆笑しております(笑)。

ほかにもちょこちょこ楽屋オチのようなネタを散りばめながら自己満足的に遊ぶつもりですので、よければお付き合いくださいませ。

 

(ちなみに一部ネタばらしを。主人公の名前と、事務所の隣がモデルエージェントなのはリュウ・アーチャーにあやかって。文中で出てくる「バッド・シティ」という曲は、あの松田優作の傑作ドラマ「探偵物語」のテーマソングです。コッポラのシャツのエピソードはずいぶん前にPLAYBOYに載ってた話ですが、ひょっとしたら「Ⅱ」での話だったかも……?)


―――――――――― (9/6 追記) ――――――――――


えー、舌の根も乾かぬうちに……、 


「砕ける月」第3幕第18回、アップしてしまいました。

 

昨日、お休みするって言ったばっかりなのに……。あっさり引退宣言を撤回するフォー・タイムス・チャンピオン並みの節操のなさに、誰よりも自分が呆れておりますが。


傾向の違うものを書く、という行為が、意外と煮詰まり感の解消に役立つことが分かって、今後の創作活動にちょっとは役に立ちそうです。たまに違う女性とデートするからこそ、本命の彼女の良さがわかるようなものですね。(← チョイ不良オヤジ的な屁理屈 笑)

でも、2作品平行は文体がゴチャゴチャになりそうなので(「砕ける」と「チョイ不良」では読点の使い方を変えてます)気をつけないとな、とも思ってますが。

それと最近、矢作俊彦作品(現在は「マイク・ハマーへ伝言」を読んでます)に触れたせいか、比喩を以前よりも多用するようになってきているのですが、意識的に使っている「チョイ不良」はともかく、これまではあまり使ってない「砕ける」のほうでも増えてきてるような……。

これは長期連載の落とし穴みたいなところもあって、書いている時期に触れた作品の影響や、創作考なんかで触れたことが反映したりしてるんですよね。

まあ、これは自分の文体が確立できていないことの裏返しでもあるのですが。


そんなわけで、しばらく2作品平行でやっていこうと思います。どっちかだけやたらと進んだりすることもあるかと思いますが、その辺は平にご容赦を(笑)


(同じ福岡を舞台にはしてますが、2作品間のメインキャラの共用はしないつもりです。物語内の時間的な問題もありますし、どう考えても真奈と上社の間には接点がありませんのでね。警察関係者とか、バーのマスターとか、その辺の脇役は使うかも知れませんけど。あ、村上氏はどうしようかな……)