- 脂漏性脱毛症 ...
- 円形脱毛症 ...
- びまん性脱毛症 ..などが代表的な脱毛症クライアントさんの病名です。
最も一般的なステロイド治療は炎症を抑え免疫システムの働きを弱くして毛包の攻撃を緩和する手法です。
SPJに起こしになられたクライアントさんのお話では患部に直接注射し一定の改善効果が期待できるとのことでした。
しかし、その効果が一時的なもので再度脱毛症が発症するケースも多いとのことでした。
そのほかにも男性型脱毛症で処方されるようなMinoxidil, Anthralin, 免疫システムに影響を与えるようなSADBE, and DPCPがあるとのことですが、新たな脱毛部位の発症を食い止める手段とはならないので、やはり根本的な治療には至らないようです。
海外では脱毛症患者さんのサポート体制がより充実しています。
治療方法としては国内と同様に対処療法が主となりますが、
アメリカを始めとした先進国ではより精神的なサポートを重視しており、脱毛症の専門家だけではなく、
患者さん同士がサポートしあえる場を提供しているのです。
これは心的な負担の大きく、未だ根治が望めない患者さんにとっては大きな心の支えとなると思いました。
https://www.naaf.org/find-support/support-groups
脱毛症患者さんの場合、自身だけではなく家族もともに心的負担を負うことが多くなるようです。
日常的に患者さんの精神的なストレスやフラストレーションを目にする機会があるためで、
何もしてあげることができないという葛藤が負担となりのしかかるものと思われます。
特に、低年齢の脱毛症患者さんの場合、保護者の方の精神的な負担は大きく、
遺伝的な影響を多分に受ける病気であることからも保護者は自責の念に駆られるもようです。
海外のデータを見ると遺伝的な影響の大きさの示唆されており、
家系に発症者がいる場合はその確率が高くなることや、
家族のメンバーに発症者がいる場合は5人に一人程度の割合で発症することが知られています。
そのほかにも白斑、アレルギー、甲状腺の機能異常、自己免疫疾患の発症者がいるケースでは通常よりも高い確率で病気を発症するようです。https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4569104/
そして、全脱毛の場合は15から29歳程度の比較的若い世代が発病するケースも多く、
糖尿病や甲状腺疾患との関連性も示唆されています。
https://www.medicalnewstoday.com/articles/320504.php
患者さんの感情としては孤独感 喪失感や悲しみが共通しているようです。
また、極度な心的負担がうつ状態を引き起こすことも知られており、
精神的な混乱や自己否定、怒りや絶望感といった感情に苦しむ方も多いとのことでした。
また、容姿を大きく変えてしまう病であるために人前に出ることを躊躇してしまったり、
対人恐怖症へと進行するケースもあることが知られています。
精神的な負担は通常の男性型の脱毛でも見られるものですが、やはり脱毛症患者さんの比ではないと感じました。
それゆえに、海外では他人から受け入れられているということが確認できる場を積極的に活用しています。
現在ではインターネットを通じて、脱毛症の患者さんがお互いにコミュニケーションをとれる場も多く見られ、
https://www.reddit.com/r/alopecia_areata/comments/c15eu7/nervous_for_my_daughter/
REDDITなどでも保護者の方がお子様の学校での対応や地域問題について相談しあっていたり、
女性のWIGの活用法や最新治療の相談まで幅広いコミュニケーションがとられています。
https://www.reddit.com/r/alopecia_areata/comments/c3k8yf/any_cures_chances_of_regrowth/
https://www.reddit.com/r/alopecia_areata/comments/c2hbru/where_do_you_girls_buy_your_wigs/
https://www.reddit.com/r/alopecia_areata/comments/c1hlnx/alopecia_support_groupswebsites/
https://www.reddit.com/r/alopecia_areata/comments/c1ihis/does_anyone_else_feel_ill_after_a_steroid/
患者さんの精神的な負担を少しでも緩和するため、オンライン上で問題を共有し解決策を見出すのはよい手段の一つであると思われます。
https://www.facebook.com/groups/328633563986140/
Many people find that the support of a group or an individual who also has alopecia areata is helpful in processing the emotions connected to living with the disease.
これらサポートグループでは病気と共存するために心的な対応策を学んだり、他の患者さんと悩みを共有することで負担を緩和できるという利点が見受けられます。その結果、社会的な孤立を回避できるというメリットがあるのです。
Annual NAAF Conference and local awareness events.
Learn more about emotional wellness and alopecia area
スタッフHの知る限り、国内ではこの種のサポートが充実していないように思われます。
精神的な負担を少しでも緩和するため、この種の悩みを打ち明けられる場を設けることは必要なのではと考えさせられました。
脱毛症の発症率に年齢や性差がありませんが、病気の進行には個人差があるようです。
脱毛症の恐るべき点に病気の発症が突発的で、2-3日程度で急速な進行が起こるというポイントも挙げられます。
その結果、心の準備をしている十分な時間もなく病気に向き合わなければなりません。
脱毛症は自己免疫疾患として捉えられていますが、アメリカでも約680万人が脱毛症に悩まされています。
https://www.naaf.org/alopecia-areata/living-with-alopecia-areata
サポートグループの代表的なところではNAAF Conference、
ソーシャルネットワーキングなどを通じて悩みを共有できる相手を見つけやすく、
専門の医療従事者やカウンセラー、ソーシャルワーカーなどのサポートも提供しています。
SPJのクライアントさんの場合、30-40代の成人男性が多いということもあり職場が問題となることが多いと思います。
ヘアータトゥーについて上司や同僚の方に理解してもらえるかは大きな問題です。
坊主を許容できる職種や環境にもよります。
また、同僚の方に理解してもらえるよう病気やヘアータトゥーの情報を提供するなど、
より積極的な行動に出ているクライアントさんも見られました。
このようなお話を伺うたびに病気との関わり合いの難しさを痛感させられます。
脱毛症は身体的な苦痛を伴うことがなく、寿命にも影響がないことが知られており、他者へ感染もしないということから新たな治療法の研究が遅れているともいわれています。
しかし、精神的な苦痛は計り知れず、発病してからも同じように学業を継続したり、
社会人として働き続けることは至難の業です。
この精神的な負担の大きさから海外ではTraumatic Disorderとして捉えられており、
精神的なサポートが積極的に提供されています。
https://www.hishairclinic.com/treatment/about-alopecia/
そして近年、未だ根治の兆しが見えない脱毛症対策として取り入れられているものがヘアータトゥーだと思います。
欧州を始めU.KのでもAlopecia treatmentの一つとしてヘアータトゥーが選択されていることが読み取れ、
ヘアータトゥーを持ってすれば多種多様な脱毛症へ対応することができる事に加え、
人種による皮膚の色の違いにも対応できることから幅広いクライアントさんに支持されています。
https://www.hishairclinic.com/treatment/about-alopecia/
SPJのクライアントさんの施術後の写真を見ても、本当にきれいな坊主へと変身している事が見て取れます。
SPJでの施術を経て
STAFF HもSPJにて施術を受け、この技術の素晴らしさを知った者の一人として、
ヘアータトゥーが少しでも脱毛症に悩まされている方のお悩みを解消できれば幸いです。
ヘアータトゥーに関するご質問がございましたら、SPJまで是非ご連絡ください。
Web. www.hisjapan.jp
Mail. info@hisjapan.jp
Tel. 050-3561-5000